【わさび農家直伝】シンプル旨い！「わさポーク丼」作ってみた！わさびフワ～ッ×肉汁ジュワ～ッ
【わさび農家直伝】材料3つでレべチなウマさ「生わさび丼」作ってみた！秘訣はおろし方にアリ◎
都内から電車で2時間ほどの場所にある、自然豊かな奥多摩町。
角井仁さん、竜也さん兄弟は奥多摩のわさびに惚れ込んで、この地に移住。2019年の台風で崩れてしまったわさび田の復旧をしながらわさびを栽培し、市場にはほとんど出回らない、希少な奥多摩わさびをフードトラック「わさび食堂」で販売しています。
この「わさび食堂」で大人気のメニューが「わさポーク丼」！
JR青梅線の奥多摩駅前では、角井さん兄弟が運営するフードトラック「わさび食堂」が！
「僕たちが提供するのは奥多摩づくしのメニュー。中でも好評なわさポーク丼は、おろしたての奥多摩産の本わさびに、奥多摩地域の青梅・成木で育った三軒豚の豚ロース肉を合わせた絶品丼です。爽やかなわさびと噛めば噛むほど甘みがあるおいしい肉は合いますよ～！」（仁さん）
今回、この「わさポーク丼」レシピを特別に教わりました！
行列必至！「わさポーク丼」
材料（2人分）
好みの豚肉（今回は豚バラ肉を使用）…300g
わさび…適量
わさびの葉（あれば）…適量
ご飯…300g
塩・こしょう…各適量
キャベツ千切り…200g
作り方
1．キャベツとわさびの葉は千切りにする。
2．フライパンにサラダ油（分量外）を熱し、豚肉をこんがりと焼き、塩、こしょうで味を調える。
3．丼ぶりにご飯をよそい、キャベツ、わさびの葉、豚肉の順に乗せる。
4．わさび（できればおろしたて）を乗せて完成！
ぷりぷりでジューシーな豚肉の上に、滑らかなおろしたてわさび。こんなの、絶対おいしいに決まってる！ と思いながらアツアツを頬張ると…
おぉ、ウマーッ！ 豚肉の旨味とわさびのツーンと抜ける辛みが絶妙です。塩とこしょうだけのシンプルな味付けが成功の秘訣かも。
ちなみに、「わさび食堂」では、厚切りのハラミ肉と本わさびの「わさビーフ丼」も味わえるとか。気になる方はぜひ食べに行ってくださいね♪
余ったわさびの葉と豚肉を一緒に炒めて軽く塩、こしょうで味付けしたらこちらも最高。とにかくわさびは肉と合う。これ、テストに出ます。覚えておきましょう（笑）！
わさび栽培に清流が欠かせない理由って…？
わさびはきれいな水が流れるところでしか育たない、と耳にしたことがある人は多いはず。その理由をご存じですか？
「わさびはきれいな水だけじゃ育ちません。きれいな水が”絶えず流れていないと育たない”んです。これは、わさびに含まれる辛み成分、アリルイソチオシアネートによって自家中毒を起こしてしまうことに由来します」と竜也さん。
アリルイソチオシアネートには、他の植物の育成を阻害する効果があるため、わさび田には雑草が育ちにくいのだそう。
「水が流れていないと、わさび自身も辛み成分を自分の中に抱えてしまい、それが成長の妨げになってしまいます。清流の中であれば、辛み成分も水と一緒に流れるので、わさびだけが育つことができるんです」（竜也さん）
きれいな水がさらさらと流れるところで育つわさび。
これは、種がこぼれおちて自分で根付いたわさびの赤ちゃんです！
岩場の石と石の間にも、こんな小さな赤ちゃんが。
自身の持つ辛み成分とうまくバランスを取りながら、ここまでどっしり育つには1年半から2年の年月がかかります。わさびってゆっくり時間をかけるからこそ、おいしく育つんですね。
【あわせて読みたい】
【収穫ツアー体験ルポ】東京の山奥でわさび収穫!?ハイキングがてら「奥多摩わさびツアー」行ってきた！
【生産者インタビュー】東京でわさび栽培!?鮮烈な香りに魅せられ異業種から転身の「わさびブラザーズ」に密着
【わさび農家直伝】葉も茎もツーンとウマいっ！「わさびの葉＆茎レシピ4選」産地秘伝の食べ尽くしワザ公開！
TOKYO WASABI
角井仁さん・角井竜也さん
兄の仁さん・弟の竜也さんともに神奈川県横須賀生まれ。東京都奥多摩町の山の中にあるわさび田でわさびを栽培し、2020年3月から｢わさびブラザーズ｣として、「TOKYO WASABI」の活動を本格的に始める。伝統ある奥多摩産のわさび栽培を守りながら、その魅力を世界に広げていくことが夢。1日1組限定のわさび収穫体験、BBQスペースのレンタル、土日祝日を中心にJR青梅線奥多摩駅前でフードトラック「わさび食堂」を出店中。
ホームページ https://tokyowasabi.com/
