三菱ふそう電動トラック新型「eキャンター」発表 対応シャシー大幅増! ダンプもゴミ収集車も
長いの、短いの、何でもござれ!
車両ラインアップ大幅拡充の新型「eキャンター」
三菱ふそうトラック・バスは2022年9月7日(水)、電気小型トラック「eCanter」次世代モデルを発表しました。国内初の量産電気小型トラックとして登場してから、5年目のフルモデルチェンジとなります。
新型eCanter(乗りものニュース編集部撮影)。
新型はモーターを後軸に統合したeアクスルを新たに採用し、ドライブトレインをコンパクトな構造にすることで、シャシのラインアップを大幅に拡充。国内向け28型式、海外向けは約80型式に上り、車両総重量も5トンから8トンクラスまで、海外向けは4トンから8トンクラスまで展開されます。
また、標準幅1700mmのキャブに加え、幅広な2130mmを新たに追加、ホイールベースも最小2500mmから最大4750mmまであるそうです。
このホイールベースに応じて、バッテリーを1個から最大3個まで搭載可能なモジュール方式を採用。航続距離はバッテリー1個で約80km、2個で約140km、3個で約200kmと延長しているそうです。さらに、新型は動力取り出し装置「ePTO(Electric Power Take Off)」も装備し、ダンプ、リアクレーン、ごみ収集車、冷蔵車、脱着車といった架装にも対応するということです。
このほか先進安全機能面では、被害軽減ブレーキ機能を有する巻き込み防止機能「アクティブ・サイドガード・アシスト0」をふそうの小型トラックとして初搭載。左折時の死角になりやすい車両の左後ろを監視します。またテレマティクス機能では、最も電力料金が安い時間帯にタイマーをセットして充電ができる「充電管理システム」機能も追加されています。
日本国内向けの「eCanter」次世代モデルは、2023年春の発売予定。海外市場向けモデルも順次展開していくということです。