対岸の住宅地から生瀬駅が若干遠くなります。

武庫川沿いの国道改良の一環で

 国土交通省 兵庫国道事務所が進めている国道176号「名塩道路」整備事業の一環として、2022年9月8日(木)、武庫川に架かる市道の「西宝橋」の交通が上流側の仮橋に切り替わります。現地の線形が大きく変化しそうです。


福知山線の生瀬駅付近、武庫川に架かる西宝橋の交通が仮橋に切り替わる(画像:Google)。

 西宝橋は、JR福知山線の生瀬駅前から、武庫川対岸の住宅地へ通じています。この橋が架け替え工事に入るため通行止めとなり、現在の橋のすぐ上流側の歩行者用仮橋と、そのやや西側に設けられた自動車用仮橋とに切り替わります。

 合わせて、西宝橋の交差点から上流の有馬街道(県道51号線)が分岐する「大多田橋交差点」も、西宝橋の自動車用仮橋が接続する位置に移設されます。

「名塩道路」は武庫川に沿う国道176号の狭隘かつ急カーブが連続する線形を改良し、渋滞緩和や災害への対策強化を図る事業です。対面通行の2車線から、中央分離帯のある片側2車線・計4車線の道路となります。

 2022年2月には、今回の大多田橋交差点付近に将来の国道176号本線となる生瀬トンネルが貫通したばかり。このトンネルを含む生瀬駅から西宮名塩駅付近までの2.2km区間は2026年春の開通が予定されており、今後さらに、周辺道路の切替などが行われそうです。