このシュクリニアルをインテルは決して手放さなかった。(C)Getty Images

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 パリ・サンジェルマンは、移籍市場最終日の9月1日に、バレンシアからスペイン代表MFカルロス・ソレールを獲得した。

 今夏はここまで、DFのノルディ・ムキエレ(←RBライプツィヒ)、MFのヴィティーニャ(←ポルト)、ファビアン・ルイス(←ナポリ)、レナト・サンチェス(リール)、FWのウーゴ・エキティケ(←スタッド・ドゥ・ランス)を補強しており、これで6人目の新戦力となった。

 ただ、重要な選手の補強に失敗してもいる。インテルのスロバキア代表CBミラン・シュクリニアルだ。

 スペインメディア『FICHAJES FUTBOL』は「PSGの夏の大失敗」と題した記事で、「彼を獲得するために可能な限りのことをしたが、パリ・サンジェルマンは、クリストフ・ガルティエ監督が自身のプロジェクトを強化するために不可欠であると考えた選手、シュクリニアルの補強を最終的に完了できなかった」と伝えている。

「(今夏の移籍市場の)結果は最適と見なすこともできるが、真実は、失望の痕跡が残っている。これはシュクリニアルのサインを完了できなかったために引き起こされたものだ」
 
 フランス紙『Le Parisien』によれば、パリSGは土壇場で7000万ユーロ(約98億円)という高額オファーを出したが、「インテルの抵抗を打ち砕くのに十分ではなかった」という。

 フランス紙『L’EQUIPE』によれば、補強上手で知られるルイス・カンポス新SDは「自分の目標が実現せずに激怒している」という。

 豪華なアタッカー陣は好調だが、相変わらず守備には不安を抱えているフランス王者。とりわけチャンピオンズリーグの舞台で、この補強失敗がどう響くか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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