次はハーランド?「シティの歴代最高ストライカー」TOP10

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今夏のマーケットでアーリング・ハーランドを獲得したマンチェスター・シティ。今季もプレミアリーグ制覇に向けて3勝1分けといいスタートを切っている。

今回は『1SPORTS1』から「マンチェスター・シティの歴代最高ストライカーTOP10」をご紹介する。

10位:ジョー・ヘイズ

マンチェスター・シティ所属:1953〜1965

ジョー・ヘイズは優れた得点力を備えており、1956年のFAカップ決勝戦ではバーミンガム・シティを相手にゴールを決め、チームにタイトルをもたらした。

172cmという平均的な身長であり、さらに目が悪いというハンデを持っていたものの、まるでハンターのようにゴールチャンスを見逃さない本能を備えていた。1963年にはバリー戦で深刻な怪我を負い、キャリアを棒に振ることになったのは残念だ。マンチェスター・シティでは153ゴールを決めた。

9位:トミー・ブローウェル

マンチェスター・シティ所属:1913〜1926

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1913年にエヴァートンから加入したトミー・ブローウェル。マンチェスター・シティの歴史上屈指のレジェンドと言える存在だ。

加入から2年後に第1次世界対戦が勃発したために中断を経験。1919年に再開された後、ホレス・バーンズと見事なパートナーシップを結び、伝説的なコンビを形成した。そして1920-21シーズンには31ゴールを決める活躍も。成績は247試合で139ゴール。

8位:ホレス・バーンズ

マンチェスター・シティ所属:1914〜1924

ホレス・バーンズは恐ろしいようなキック力を備えたストライカーだった。文献によれば、かつてはフリーキックでゴールキーパーの手首を折ったこともあるという。

1914年にマンチェスター・シティはダービー・カウンティから25万ポンドで彼を獲得。それ以降235試合で125ゴールを記録した。また、メイン・ロード(1923年にオープンしたシティの旧本拠地)で初得点を決めた選手でもある。

7位:ショーン・ゴーター

マンチェスター・シティ所属:1998〜2003

ショーン・ゴーターは短い間しか所属していないにもかかわらず、マンチェスター・シティで伝説的な地位を築いている選手だ。それには正当な理由がある。1998年にブリストル・シティから加入し、それから5シーズンをマンチェスター・シティで過ごした。

そして2002年までなんと4シーズン連続でクラブ得点王になり、2001-02シーズンには30年ぶりに30ゴール以上を決めたストライカーにもなった。シティでの通算記録は103ゴール。しかも40万ポンドという安い移籍金だった。

6位:カルロス・テベス

マンチェスター・シティ所属:2009〜2013

テベスはマンチェスター・ユナイテッドで2シーズンを過ごした後、2009年にマンチェスター・シティへと加入した。その移籍はサッカーファンを驚かせるようなものだったが、クラブの成功への道のりの始まりでもあった。

彼はファンだけでなくチームの他の選手にも情熱と勝者のメンタリティをもたらした。148試合で73ゴールを決め、2011年のFAカップ優勝に加え、44年ぶりのトップリーグ優勝にも貢献した。

5位:トミー・ジョンソン

マンチェスター・シティ所属:1919〜1930

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トミー・ジョンソンは、マンチェスター・シティの歴史の中で3位となる得点記録を持っている。それは354試合で166ゴールという数字だ。また1928-29シーズンにはなんと1年で38ゴールを決めており、これは単年での最多得点記録でもある。

彼は非常に人気があった人物であり、1930年にエヴァートンへと移籍する際にはサポーターから抗議活動が行われ、応援のボイコットにまで発展していた。

4位:エリック・ブルック

マンチェスター・シティ所属:1928〜1939

ブルックはマンチェスター・シティでもイングランド代表でも伝説的な選手として称賛されている。レフトサイドのアタッカーであったが、しばしば中央でプレーするという非定型的な選手でもあった。

さらに雷のような鋭いシュートを持っており、ペナルティキックのスペシャリストでもあった。しかも怪我が少なく欠場しない選手であったこともあり、シティでの11年で178ゴールを決めた。これはクラブの歴史上2位となる得点記録だ。

3位:フランシス・リー

マンチェスター・シティ所属:1967〜1974

マンチェスター・シティの歴史上、1960年代後半から70年代初頭は最初の「黄金時代」であった。その中で不可欠な役割を果たしたのがフランシス・リーであった。

1967年に6万ポンドで獲得された彼は、最初のシーズンで31試合に出場して16ゴール。当時のジョー・マーサー監督にも「パズルの最後のピースだ」と評された彼は、タイトルを争う最後の試合でニューカッスル・ユナイテッド相手にゴールを決め、4-3の勝利に貢献。トロフィーをもたらしている。

2位:ピーター・ドハティ

マンチェスター・シティ所属:1936〜1945

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多くの年配のファンが崇拝しているヒーローだ。もともとはストライカーではなかったが、アタッカーとしてプレーした。第二次世界大戦によってキャリアを短く切り込まれてしまったが、134試合で82ゴールを決めた。

そして1936-37シーズンにマンチェスター・シティを初のリーグタイトルへと導いた。非常に運動量豊富でスピードがある選手だったと伝えられており、さらにあらゆるトリックを行うテクニックがあったという。なお、後年はスカウトとしてリヴァプールで活躍し、ケヴィン・キーガンなどを発掘している。

1位:セルヒオ・アグエロ

マンチェスター・シティ所属:2011〜2021

おそらくマンチェスター・シティのユニフォームを着た史上最高の選手であろう。2011年にクラブの移籍記録を破って加入し、スウォンジー・シティ戦で2ゴールを決めるデビューを見せた。それから様々なレコードを塗り替え続けていた。

さらにデビューシーズンの最終節、アディショナルタイムにプレミアリーグ優勝を引き寄せるゴールを叩き込み、今後何十年と語り継がれるであろう伝説を作り上げた。390試合で260ゴールという数字も圧倒的である。