昭和産業「ハッピーターン味から揚げ粉」

昭和産業は9月1日、亀田製菓とのコラボ商品「ハッピーターン味から揚げ粉」を発売する。

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「新商品開発アイデアコンテスト」で選ばれたアイデアを商品化したもので、亀田製菓監修のもと、米菓「ハッピーターン」のあまじょっぱくてクセのある味わいを、から揚粉にアレンジした。なお、ハッピーパウダーは不使用だという。売上目標として、年間1億円を掲げる。

同商品は、「ハッピーターン」のあまじょっぱさを、鶏肉や油との相性を考慮して表現した。味のバランス調整や米粉の配合によって、米菓独特のハッピーターンらしいあまじょっぱくてクセになる味わいに仕上げた。まぶしタイプのから揚げ粉で、ハッピーターンの粉感をイメージしたという。家庭でもまぶして揚げるだけで、簡単に作ることができる。

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から揚げ粉の市場は、富士経済の調査によると、2021年はおよそ60億円と見込まれ、から揚げは、好きなおかずでも常に上位を占めている。また、昭和産業の推計では、2021年のから揚げの1人当たりの年間消費量は402個となっており、人気の高いメニューであることが伺える。

商品開発研究所の石井圭子家庭用グループリーダーは、「『ハッピーターン』はあまじょっぱい粉ハッピーパウダーで味つけされた米菓で、1976年の発売以降、46周年を迎えるロングセラー商品だ。タイアップすることで、話題性やインパクトがある商品ができるのではないかと、開発に着手した」と説明する。

今までにない新しいから揚げ粉として、夕食やおつまみ、みんなで楽しめるおやつパーティーといったシーンにも推奨する。ターゲットとしては、通常のから揚げ粉のメイン購買層である主婦層や若年層に加えて、ハッピーターン愛好者や、話題性のあるコラボのため、SNSユーザー層も狙えるとしている。

〈入社3年目の女性社員が提案、インパクトのある味、今までにないもの創出へ強い想い〉
同社の「新商品開発アイデアコンテスト」は、社員が考える「こんな商品があったらいいな」を実現させたいという想いから、家庭用部門で2021年から開始した取り組みだ。優秀者は、自分が発案した新商品の開発に携わり、その商品を世に送り出すところまでを担うという。

鈴木雄一食品部長は同コンテストについて、「コロナ禍において社内コミュニケーションが取れない中、どうやって社内のモチベーションを向上させるか考えた。食品部の社員が対象で、1人1案以上を提案し、応募総数は約130案だった。最終選考には5提案が残り、入社3年目の女性社員がこの『ハッピーターン』のから揚げ粉を提案した。インパクトがある味、今までにないものを世の中に創出しようという強い想いがこの商品となった」と振り返る。同商品は第2位の商品だといい、第1位に選ばれた商品についても開発中だという。

亀田製菓とは元々、原料部門で付き合いがあり、米菓用の油を同社が販売し、亀田製菓の乳酸菌を同社が購入しているという。亀田製菓には「ハッピーターン」チームがあり、これまでもさまざまな企業とコラボを実施している。2021年9月にコラボを持ちかけたが、ブランド構築への強い想いから今回の提案が受け入れられた。同商品に対する期待度も大きいという。

今後は、SNSを活用した販促や消費者キャンペーン、亀田製菓とのコラボによる小売業への販促など、従来にない販促も計画中だという。「最近では、スーパーでポイント還元を行っているが、『ハッピーターン』との同時購入でさらにポイントを付与する企画なども、亀田製菓と打ち合わせをしている」とした。

〈大豆油糧日報2022年8月25日付〉