うぉぉぉ狭い! 自動運転バスの“狭隘路線”登場 すれ違い困難区間の工夫とは
気軽な二次交通になり得る自動運転バス、でも環境が……。
予土線の利用促進として
高知県四万十市とJR四国が2022年8月20日から28日まで、予土線の江川崎駅と近隣の道の駅、ホテルとのあいだで自動運転サービスの実証実験を行います。
狭隘区間を走る自動運転車(画像:アークノハラ)。
江川崎駅と約1km南の「道の駅よって西土佐」のあいだを自動走行、そこから四万十川を挟んだ対岸のホテル星羅四万十までは手動運転で結びます。駅から周辺施設への移動手段の確保、予土線の利用促進を目的としています。
車両は、ゴルフ場などで使われるヤマハ製のオープン型カートです。自動運転区間では、道路に埋め込まれた磁気マーカーとRFIDタグを読み取り、ハンドル操作や加減速、ウインカーの制御などを自動で行います(保安要員同乗)。
この自動運転区間には、すれ違いの難しい狭い箇所も。このため、自動運転車が対向接近してきていることを一般車両に知らせる「対向車接近表示器」として、アークノハラが開発した「ICT LED」が設置されます。これは車両側のセンサーと連動し、対向する一般車両に注意を促す文言を表示するということです。