7回に25号ソロを放つエンゼルスの大谷翔平【写真:ロイター】

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大谷翔平が25号&6回無失点

 米大リーグ・エンゼルス大谷翔平投手は9日(日本時間10日)、敵地アスレチックス戦に「2番・投手兼DH」で先発し、MLBでは1918年ベーブ・ルース以来104年ぶりの2桁勝利&2桁本塁打を達成した。7回の25号ソロでMLB通算118本塁打とし、イチローを抜いて日本人歴代2位に。地元テレビ局も「スゴイ!」と日本語炸裂で大興奮している。

 力投の男がバットでも魅せた。4-0の7回先頭。78.2マイル(約125.85キロ)のスライダーを引っ張った。ライナー性の打球は右翼スタンドへ。5試合ぶり25号ソロはイチローを超える日本人歴代2位のメジャー通算118本塁打。自らを“援護”する一撃だった。

 二刀流の歴史的な躍動をデータで紹介していたロサンゼルスの中継局「バリースポーツ・ウェスト」の実況のパトリック・オニール氏は、ライト方向の大飛球に「彼はやってのけた!」と大興奮。スタンドインを見届けると「日本人最多本塁打記録でイチローを抜いて、2位です! キャリア118本! チームトップの25号! 彼は先発投手でもあるんです」と爆発的に英語で捲し立てた。

 すると、解説のマーク・グビザ元投手は「SUGOI(スゴイ)ショウヘイ! 彼の話題をちょうどしていましたが、彼こそがユニコーン! 人間じゃない! アメージングだ! 見てください! 遠征先なのにスタンディングオベーションですよ! スタンドとダグアウトで」とハイテンション。大喜びする観衆の姿を映し出した。

「イッテラッシャイ、ベースボール!」とオニール氏は日本語を炸裂させ、大谷祭りに興奮冷めやらぬ様子だ。投げては6回無失点。投打の活躍で勝利に導いた。

(THE ANSWER編集部)