1200年で最悪の干ばつ…ラスベガスの隣のミード湖がどれくらい変化したのか2000年と2022年の比較写真にショック
アメリカ西部では1200年ぶりの干ばつが続いており、ラスベガスの東に位置するミード湖の水位はこの20年で徐々に下がっています。
どれくらい変化したかのかひと目でわかる、2000年と2022年の衛星写真の比較をご覧ください。
NASA satellite imagery of Lake Mead from July 6, 2000 - July 3, 2022 : Reddit
(NASA撮影)
写真は2000年、2021年、2022年のもの。
湖の形が完全に変わるほど干上がっています。
ミード湖の水はカリフォルニア州やネバダ州の水源となっているので、大きな危機となっているとのこと。
海外掲示板のコメントをご紹介します。
●しばらく前に興味深いドキュメンタリーを見た。
現地の水の割当権のルールは絶望的に時代遅れで、水の割当量を減らされないために、わざわざ需要の高い作物に水が利用されている。そのため必要な人に与えられず、わざわざ無駄に使われている。
企業は自由に井戸を掘ることが許可され、家庭用の地下水を枯渇させている。
破綻しているよ。
↑オーストラリアのマレー川も調べてみて。ひどいことになっている。
↑クレイジーだよ。水の割当権については良いニュースがあって、再評価する命令が下された。道理にかなった方法でルールが見直される。新しい計画のための期限は覚えていないけど良い方向に変わる。
↑非効率な湛水灌漑(たんすいかんがい)が一般的になっているのが現状。私有の井戸から汲み上げると水が安いからである。
一般家庭が水を芝生に使うと批判されているが、フレズノ(カリフォルニアの都市)の1軒の家が毎月2500ガロンの水を使っている。
フレズノ州立大学のキャンパスのフィールドで(農業科の学生のために30ほど収穫用のフィールドを持っている)バルブを開けて水を供給している作業員と話したら、平均で湛水のたびに20万ガロンの水を使用しているとのこと。それを週に2〜3回。月に240万ガロンで、1000軒の家の量に当たる。
もう全て農業のせいだよ。カリフォルニアのGDPの2%だが、州の70%の水を消費している。農場主は「食物を育てることが間違いか?」と主張するけど、大半の作物は外国へ輸出するためのもので、純粋に金儲けの問題。それによって破滅する。
●ここのフーバーダムは6つの州への電気を供給しているよね?
↑水は無くなるまで気づかないもののひとつ。
↑水不足は電気不足よりもっとひどいよ。
●これでいいのかな……
↑よくないし、何らかの行動が起こされるべきだが、私によってではない。ドイツ住民より。
●例えるなら、人間が住もうと決めて、その地域で作物を育てることにしたが、その他の全てを殺すことになって行き詰まりショックを受けている、みたいな感じ。
●フーバーダムはミード湖を作ったコロラド川に作られている。もし湖が枯渇するとその下流の消費は指数関数的に増加する。Wikipediaによると、2022年には下流への供給を4.44%に削減している。もうコロラド川は消費に耐えられていない。アリゾナ州、カリフォルニア州、ネバダ州、健闘を祈るよ。
●もっと大きな問題だ。南西部の干ばつの対策がいるね。今は全員に十分な水を供給できてないので、南西部から大移動が必要になるかもね。
●心配しないで。海水面が上がってきているので、それが埋めてくれる。
↑アリゾナで会おう。
●ミード湖は1983年から水を失いつつある。
2022〜2023年にかけて16フィートの水を加える計画に2億ドルを投じているよ。それがどうなるかわからないけど。
ミード湖はもう80年くらい干ばつの問題をかかえている。気候変動はそれをスピードアップさせている。
●砂漠でアーモンドを育てるのはやめろよ。
気候変動に加えて、水の利用のしかたに問題があるとのことです。