シティ・フットボール・グループがイタリアにも進出…11クラブ目はパレルモに!

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 セリエBのパレルモは4日、シティ・フットボール・グループ(CFG)がクラブの株式の過半数を取得したことを発表した。なお、ダリオ・ミッリ会長は、今後もクラブの会長と取締役会会長にとどまる予定だという。

 CFGはマンチェスター・Cを筆頭に、世界各国のクラブを次々と傘下に収めている。ニューヨーク・シティ(MLS)、メルボルン・シティ(オーストラリア)、モンテビデオ・シティ・トルケ(ウルグアイ)、トロワ(フランス)、ロンメル(ベルギー)、ムンバイ・シティ(インド)、ジローナ(スペイン)でも筆頭株主を務め、四川九牛(中国)と横浜F・マリノス(日本)の一部株式も保有している。パレルモはグループの11クラブ目となった。また、クルブ・ボリバル(ボリビア)とはパートナー契約を結んでいる。

 パレルモは2002年にクラブを買収した故マウリツィオ・ザンパリーニ元会長の下で躍進を遂げたが、同氏退任後の2019年に財政破綻。セリエD(4部)から再出発し、2019−20シーズンは新型コロナウイルスの影響で途中終了したリーグで1位となりセリエC(3部)に昇格。2021−22シーズンはセリエC・ジローネCで3位に終わってプレーオフへと進み、トリエスティーナ、ヴィルトゥス・エンテッラ、フェラルピサロ、パドヴァを次々に破って4シーズンぶりのセリエB復帰を果たした。

 CFGのフェラン・ソリアーノCEO(最高経営責任者)はパレルモの買収に際し、次のようにコメントしている。

「パレルモは歴史ある偉大なクラブであり、強く誇らしいアイデンティティを持っています。今後数年間、パレルモの持続的な成長を目指すダリオ・ミッリ氏の素晴らしい仕事を強化するために、私たちはダリオ・ミッリ氏と協力していくつもりです。このチームはとても特別な存在です。私たちの役割は、その特別な存在であるすべてのものに付加価値を与え、私たちの経験と専門性を活かして、ピッチ内外で常にパフォーマンスを向上させることです」

「イタリアは世界で最もエキサイティングで情熱的なサッカー国の一つであり、国内およびクラブでの豊かな成功の歴史、情熱的なファン、多くの素晴らしいサッカー選手によって特徴づけられています。シティ・フットボール・グループがイタリアに進出したことを嬉しく思います」

【画像】パレルモがCFGの新メンバーに
Il Palermo è da oggi parte della famiglia City Football Group 💪❤️#siamoaquile 🦅 pic.twitter.com/juyjwqKUSj— Palermo F.C. (@Palermofficial) July 4, 2022