CIVIC e:HEV(画像: ホンダ発表資料より)

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 ホンダは30日、新型「シビック e:HEV」を7月1日に発売すると発表した。「爽快スポーツe:HEV」をスローガンに、スペックの高さをアピールしている。

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 シビックシリーズは、1972年に誕生。2022年には50周年を迎え、これまで世界で約2,700万台の累計販売台数を記録している。今回は2.0L直噴エンジンという強力なユニットが登場。これにハイブリッドを合わせたのが最新モデルだ。シビックとしての親しみやすさはそのままに、新しい時代ならではの魅力を加えている。

 「シビック e:HEV」の注目点は、エンジンとハイブリッドの組み合わせだ。エンジンは、2.0L直噴エンジンを新開発。直噴システムはシリンダー内へ燃料を直接噴射する。これにより燃料を無駄なく燃焼させ、トルクを高められる。

 直噴エンジンは、環境へのやさしさも特徴だ。燃焼ガスに混じっている有害物質を抑えるエミッション能力を向上。車内でも静粛性に優れているとされ、乗りやすさも期待できる。

 e:HEVモデルに搭載されるハイブリッドは、効率的にパワーを出せることが特徴。PCU(パワーコントロールユニット)で軽量化と高出力化を両立。IPU(インテリジェントパワーユニット)では新しいセルをリチウムイオンバッテリーに取り入れている。エネルギー密度の向上によって、機能性を高めている。

 シビック e:HEVのハイブリッドユニットは、高トルクにも貢献する。バッテリーの耐用年数への配慮も兼ねながら、使用領域を拡大。ハイブリッドシステムを生かした加速力の高さに期待したい。

 ほかにも便利なシステムを搭載している。インテリアには専用のデジタルグラフィックメーターを取り入れた。先進安全運転システム「Honda SENSING」も標準装備。価格は394万0,200円(消費税込)。