伊予鉄がバスEV化へ本腰 日本の新興メーカーに出資し販売も 大型から小型まで
インバーター技術に強みを持つメーカーと組みます。
EVモーターズ・ジャパンに出資
愛媛県の伊予鉄グループは2022年6月28日(火)、EVモーターズ・ジャパン(北九州市)とバス車両のEV化促進に取り組むと発表しました。
EVモーターズ・ジャパンのEV大型路線バス(画像:伊予鉄グループ)。
EVモーターズ・ジャパンは、世界初の発熱しないAC回生方式充放電電源とリチウムイオン電池の充放電装置を開発した佐藤裕之さんが2019年に設立した新興メーカーで、電気バスの開発製造を担っています。今回、伊予鉄グループは同社へ出資し、同社製品の販売とメンテナンスにおいて相互協力体制を構築するといいます。
主な取扱商品として、小型のEVコミュニティバス、大型路線バスが挙げられています。独自のインバーター技術により消費電力を30%、車両重量を10%削減し、車両価格も低減しているといいます。
伊予鉄バスは2022年度中にEVモーターズ・ジャパンの大型路線バスを1台納入予定で、来年度も継続して発注する見込みだそうです。