どんな味するんでしょうね…!

国産食用フタホシコオロギを粉末化

 JAL(日本航空)グループの国際線LCC(格安航空会社)、ZIPAIRが2022年7月から、食品ロスを餌として生産された国産食用フタホシコオロギを粉末化した「グリラスパウダー」を原料に使用したサーキュラーフードを使用した新しい機内食メニューの提供を開始します。ZIPAIRによると、この取り組みは国内初といいます。


ZIPAIRの旅客機(乗りものニュース編集部撮影)。

 メニューは以下の2種類。成田〜バンコク、シンガポール線、成田発ホノルル行き、成田発ロサンゼルス行きの4つの路線で、事前予約制での販売となります。

●トマトチリバーガー(1500円)
バンズとパティ、トマトソースにコオロギパウダーを混ぜ込んだハンバーガ。辛みスパイスを効かせたトマトソースが味の決め手という。
●ペスカトーレ(1500円)
トマトをふんだんに使用したソースに、ソフトシェルシュリンプ、たこ、いか、小柱の入ったパスタです。ソースにコオロギパウダーを加えている。

 ZIPAIRで、SDGsを積極的に推進しており、その取り組みの一つとして、食品ロス削減のための機内食の事前予約制を導入。「このたびの新メニュー提供を通じて、さらなる食品ロス削減の取り組みを進めるとともに、両社は国内外において、環境負荷の低い新たなタンパク源である食用コオロギの普及を目指してまいります」としています。