値上げラッシュが続く今日この頃。家計は決してラクではありませんが、未来のある子どものために「できる限りの教育を受けさせてあげたい」と考えている人は多いでしょう。教育費用は1ヶ月あたり、どの程度かかる家庭が多いのでしょうか。

勤労世帯の子どもの教育費用は、1ヶ月あたり約2万円

総務省の「家計調査(家計収支編)2021年」によると、2人以上の世帯のうち勤労世帯の消費支出は、実収入から非消費支出を引いた可処分所得(手取り収入)が1ヶ月あたり49万2,681円なのに対し、教育費は1万9,197円(うち授業料などが1万4,175円、教科書・学習参考教材が365円、補習教育が4,657円)。約4%を子どもの教育費に充てている計算となります。勤労世帯には子どもがいない世帯も含まれているため、実際にはこれ以上の教育費がかかっている家庭が多いのではないでしょうか。

子どもに人気の習い事は?

前述の「補習教育」は習い事のことですが、最近はどのような習い事を行う子どもが多いのでしょうか。株式会社シークが実施した、子どもが現在通っている習い事に関する調査によると、以下の結果となりました。

1位「スイミング」
2位「英語教室」
3位「ピアノ」
4位「通信教材」
5位「学習塾」
6位「書道・習字」
7位「サッカー」
8位「珠算・そろばん」
9位「運動教室」
10位「ダンス」

1位の「スイミング」は、体力づくりや泳ぎを覚えるために通わせている親が中心。2位の「英語教室」は将来子どもが困ることがないよう、早い段階から英語力を身につけさせたいという声が多く、3位の「ピアノ」は、音楽的センスはもちろん、感性や集中力を養う目的で習わせている親が多いようです。また、4位の「通信教材」は、コロナ禍の影響を受けず、送り迎えの必要もないとあって習わせたい親が多いようです。

ベストな習い事は、年齢や男女差、そして子どもの興味によっても変わってくるでしょう。子どもにとっても親にとっても無理なく継続できる習い事を見つけたいものですね。