川島永嗣(撮影:浦正弘/PICSPORT)

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10日、日本vsガーナでゴールを守ったのは39歳の川島永嗣だった。川島は1失点したものの、日本の4-1の勝利に貢献して試合を終えた。

「GKの仕事としてはあまり多い試合ではありませんでした。メンバーが代わっている中でチームをどうやって後ろから支えていけるかが仕事でした」

「今のチームはGKがビルドアップに参加して行くのが求められますし、パスをどこに着けるかで次の展開が変わりますし、より相手がプレッシャーをかけてくる中でどういうプレーをするかが大事になると思います。昨日はどれだけチームにリズムをもたらせるかというところでした」

川島が今年のカタールワールドカップのメンバーに入ることになれば、2010年南アフリカ大会以来、4大会連続でGKの一角を占めることになる。だが今回は権田修一が正GKとしてゴール前に立ち続けており、川島は控えGKという立場になるかもしれない。

「自分のポジションなんかは考えていないですし、まず自分が選手としてその立場にふさわしいかどうかが一番だと思います。その意味ではワールドカップでチームを勝たせられる選手でいたいし、グループの中でもそういう立場でいたいと思います。でも日々の積み重ねがないとメンバーに入れないので、まだ時間がありますからここからも積み重ねを続けていくだけです」

だが39歳という年齢はGKとしても高齢にあたる。自信はどうだろうか。

「あまり昔からスタンスは変わっていません。自分自身がやっていることに自信を持って進んでいくだけです。それが今のチームにとってプラスになってもらえたらうれしいと思います。自分としては選手として常に成長することを考えて、それがチームに還元できればと思います」


【文:森雅史/日本蹴球合同会社 撮影:浦正弘/PICSPORT】