※この記事は2017年10月16日にBLOGOSで公開されたものです

ロックバンド〝ゲスの極み乙女。〟のボーカル川谷絵音（28）との破局が報じられているほのかりん（21）が心機一転、シンガーソングライターとしての再起に向けて本格的に活動を開始する。

フォーライフミュージックから来春、アルバム・デビューすることになった。そのアルバム発売に向けて18日には新曲「東京」をデジタル音楽配信する。ほのかは「与えられたチャンスを生かし、一人でも多くの人に私の曲を聴いてもらえるように頑張っていきたい」と意欲を見せていると言う。

ゲスの極み乙女。川谷絵音と破局

ほのかは、ちょうど1年前、未成年でありながら川谷と飲酒したことが〝文春砲〟で発覚。芸能活動は自粛となり、当時の所属事務所も事実上の解雇となった。

「ベッキー騒動の最中に、ほのかと知り合ったようですが、交際当初は川谷の方が彼女にゾッコンだったようです。そんな川谷の思いも伝わって彼女も結婚を意識していたようですが、その後、ゲス極の音楽活動再開が決まったこともあってか、彼女からではなく川谷の方から別れを切り出したと言われています」（芸能関係者）。

実に川谷らしい自由奔放な〝恋愛感覚〟と言うことになるが、一般的に恋愛に関しては、その時々の感情や事情、状況もあるだろうから他人がとやかく言うものでもないかもしれない。ただ、ハッキリしているのは「川谷との関係は夏前に破局した」と言うことだった。

そのほのかも10月4日には21歳を迎えた。

彼女は、自分の誕生日を「（10と４で）天使の日」と言っているそう。で、この１年の心情を自らのツイッターでは、

「あ～あ、21歳になっちゃいました。一年凄い早かったなぁ。本当にとっっても濃い一年でした。辛いことより、楽しかった事ばかり覚えています。それは私の周りにいる友達や応援してくれている皆のおかげであって、あの時死ななくて良かった。本当もう死にたいなんて言わないからね」。

「ねぇ神様、私が私で良かったなって日をたまには降らせてください」。

と綴っていた。短い交際期間に色々な出来事があったのだろう。

余談だが、思わず、ばんばひろふみのヒット曲「SACHIKO」と言う曲の詞を思い出してしまったが、彼女は思った以上に挫折に強く前向きなのかもしれない。

「ミスｉD」ファイナリストに

そんな彼女が「自立しなければならない」と自ら奮起、講談社が主催する〝個性派アイドルの登竜門〟というべきオーディション「ミスｉD」にチャレンジ、応募者4500人の中からファイナリストに選ばれた。今回、パイロット的に発売する「東京」は、オーディションの中で演奏した作品だという。

ミディアムテンポの心地の良いメロディーにラップ調のボーカルがうまく混ざり合っている。

とにかく音楽関係者からの評価が高かった。そう言った中でフォーライフがアーティスト契約を締結、来春のアルバム発売に向けての〝リード曲〟としてデジタル音楽配信で発売することになった。

ほのかによると同曲は2年前に書き上げた作品だと言う。彼の帰りを東京で待っている女性の心情を歌ったものだそうだ。…と言うことは、川谷の前の〝元カレ〟だろう。

「恋している女の子だったら誰もが感じたことのある、そんな寂しさや、少しずるい心を歌ったものだったんです」。

その上で「今まで作った作品の中で最も思い出のある曲、大切にしてきた作品」とも。

ほのかにとっては、自らをアピールする〝勝負作〟として考えていたそうだ。

「ソングライターとしての才能は稀有なものを持っている。同時にボーカリストとしても表現力が豊かで彼女のギターパフォーマンスもいい。特に『東京』は既に一般からの問い合わせも多く注目を集めている。レベルの高いシンガーソングライターとして育っていくと思う」とフォーライフの制作担当者も自信を深めている。

ところで、アイドル・オーディション「ミスｉD」には自ら応募したが、そのことについて「久しぶりに自分から動いている気がしています」と心境を述べている。

しかも、「自立しなければならない」と言う思いについて、応募の自己PRで

「他人の目とか誰かに迷惑かけてしまうかなとか、気にしてたんですけど、毎日本当死にたいからどーせ死ぬなら名前とことん轟かせてやるかって気持ちです」とし、「とりあえず私は貪欲です。愛に。この機会を通してまた誰かに愛してもらうとか、応援してもらうとか、好きになってもらうとか、自分を大事にできるようになったらいいなと思っている。誰かにとって私じゃなきゃダメだって言ってもらえる、そんな女になりたい」と〝再起〟を誓っている。

そういった彼女に対しては

「豊かな感受性の持ち主であり、秀逸なソングライティングにつながってくる。内面を強く見つめそれが多少のバランスの悪さにつながっているが、それは逆にクリエイターに共通するところでもある」

と評価する声もある。

CDセールスが低迷する中にあって、デジタル音楽配信を使ってのパイロット発売で、ほのかの音楽性や作品力を強力にアピールしていこうというのがフォーライフの真の狙いかもしれない。ある意味で、パッケージ・ビジネスに拘った戦略とも言えなくもない。

まだ、21歳である。

もちろん恋愛だけに限らない。ただ失敗や挫折を繰り返すことでシンガーソングライターとして大きく成長していくのだと思う。彼女の活躍に大いに期待したいところだ。