木更津ドーベルマン騒動の「飼い主」だという男性に直撃するYouTuber「狂犬の正体」(5月13日の動画より)

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YouTuber「狂犬の正体」は、千葉県木更津市の民家で飼われていたドーベルマンを窃盗した疑いで動物愛護団体のメンバーが逮捕されたと報じられたことを受け、「(ドーベルマンの)飼い主様が笑いものになるような動画を出してしまった」として、2022年5月20日に謝罪した。

「狂犬の正体」は5月13日に「【極秘情報入手】ドーベルマンを2回脱走させた飼い主がかなりヤバい人だった」と題した動画を投稿。ドーベルマンの飼い主だという男性を直撃し、話を聞いていた。

「いやぁーないなって感じ。ないっつーか、無責任すぎる」

「狂犬の正体」は、自宅で飼っているドーベルマンが家族と触れ合う様子を投稿している。チャンネル登録者数は約4万人を数え100万回再生を超える動画もある。

木更津市のドーベルマン騒動をめぐっては、4月22日に同市内の男性宅で飼われていたドーベルマン4匹がいなくなった。ボランティアらの捜索により一時は自宅近くで発見・保護されていた。しかし、5月8日に再び飼い主の家からドーベルマン2匹が姿を消し、捜索の様子が連日報じられていた。

狂犬の正体は5月13日の動画で、渦中の木更津に出向き、ドーベルマンの飼い主だという男性を直撃していた。

男性は狂犬の正体の取材に対し、ドーベルマンが逃げ出したのではなく、誰かに連れていかれたと主張。ただ、狂犬の正体は「かなり都合のいい話はしてた」「ちょっと信じがたいかな」と男性の発言を疑い、さらに木更津周辺にはドーベルマンがいないと言い切ることに「いやぁーないなって感じ。ないっつーか、無責任すぎる」と苦言を呈していた。

「動画を消して責任逃れのようなことはしない」

5月19日、ドーベルマン2匹を盗んだ疑いで、千葉県警木更津署が動物愛護団体に所属する男女3人を逮捕したと報じられた。逮捕された3人はボランティアとして、一度目の行方不明時に捜索に加わっていたという。

これを受け、狂犬の正体は20日に「今回の件についての謝罪させて下さい」と題した動画を投稿。「(逮捕の)ニュースを見た瞬間に、僕はなんてことをしてしまったんだろうなと、そういう気持ちになりました」と振り返った。

狂犬の正体は13日の動画について「面白おかしく編集して、飼い主様が笑いものになるような動画を出してしまった。本日のニュースを見て、大変申し訳ないなという風に、そういう気持ちでいっぱいでございます」「誤った情報を全国に配信してしまったということを、悔やんでも悔やみきれない」と話した。

また、視聴者からは「ひどすぎる」「飼い主に詫び入れろ」などのコメントがひっきりなしに寄せられているといい、「そのようなコメントも頭に入らないくらい、飼い主さんにはなんてひどいことをしてしまったのかなというような気持ちでいっぱい」とした。

狂犬の正体は男性に電話を入れたうえで、「可能であれば直接現地にお伺いして、一連の騒動を直接謝罪したい」と話す。また、13日の動画については「動画を消して責任逃れのようなことはしない」と削除しない意向を示した。

動画のタイトルは、20日夕までに「【極秘情報入手】ドーベルマンを2回脱走させた飼い主がかなりヤバい人だった」から、「【極秘情報入手】ドーベルマンを脱走させたと話題となった飼い主の主張」に変更された。