【本当に住みやすい街大賞2022 in北陸】第9位 新潟:駅前整備でパワーアップする新潟の中心地
「ARUHI presents 本当に住みやすい街大賞」とは、理想ではなく、実際にその地域で“生活する”という視点から、「発展性」「住環境」「交通の利便性」「コストパフォーマンス」「教育・文化環境」の5つの基準を設定し、国内最大手の住宅ローン専門金融機関であるアルヒ株式会社の膨大なデータをもとに、住宅や不動産の専門家が参画する選定委員会による公平な審査のもと「本当に住みやすい街」を選定したランキングです。
今回は2022年3月に実施した「本当に住みやすい街大賞2022 in北陸」にランクインした街について、それぞれどのような点が評価されているのか詳しく紹介します。
新潟ってどんな街?
新潟県の県庁所在地、新潟市内に位置する新潟駅。上越新幹線の終着駅で東京駅まで約2時間と都心へ出やすく、駅周辺には商業施設やホテル、飲食店が立ち並ぶ生活利便性の高いエリアです。また北には日本海、駅から少し南に離れると美しい田園風景が広がり、自然を身近に感じることもできます。
現在駅周辺では大規模な整備事業が行われており、さらなる利便性の向上が期待されている街です。
【発展性:4.00点】駅周辺の整備により街全体が発展し、利便性や安全性がアップ
新潟駅、万代、古町を結ぶ都心軸を「にいがた2km(ニキロ)」と呼称し、人や物が行き交うネットワークの強化に取り組んでいます。その一環として、現在、駅周辺では「新潟駅周辺整備事業」が進行中です。鉄道高架化、幹線道路整備、駅前広場整備の3つを柱とし、南北市街地の一体化や交通利便性の向上を図るもので、都市機能強化によるにぎわいの創出が期待されます。道路が狭く危険な状態だった天神尾踏切や米山踏切を廃止したことで、交通混雑解消や歩行者の安全確保につながっています。駅南口広場や万代広場の整備が完了し、高架下を横断する立体交差道路の整備も続々進行しているほか、2023年春には駅直下バスターミナルも完成予定で、バスでの移動もしやすくなる予定です。
【住環境:2.93点】駅の整備で新しい駅ナカ商業施設が開業
駅の高架化に伴い、高架下には商業施設が2022年6月から段階的に開業する予定です。全面開業は2024年春ごろですが、約1万3,000平方メートルもの広大な店舗面積に飲食店や衣料品店、食料品店などが順次オープンしていくため、日常的な買い物の場として活用できるでしょう。
駅から車で約5分の場所にはバスセンターや百貨店「新潟伊勢丹」、複合型ファッションビル「ラブラ万代・ラブラ2」などが集積した「万代シテイ」もあり、気軽に出かけられるのも特徴です。
【交通の利便性:4.00点】上越新幹線で東京駅までアクセス可能
上越新幹線の終着駅であり、東京駅まで約2時間でアクセスできる新潟駅は、県外への移動がしやすいのが特徴です。また、在来線はJR信越本線、白新線、越後線が乗り入れており、多方面へのアクセスにも優れています。
さらに駅から車で約25分の場所には新潟空港があり、飛行機移動の際も便利です。駅南口から空港へ向かうリムジンバスが運行しているので、旅行や出張の際の遠出もしやすいでしょう。
【コストパフォーマンス:2.50点】地価は高いが、マンション生活がかなう
新潟駅が位置する新潟市中央区は、新潟県内で最も地価の高いエリアです。沿線のほかのエリアと比較しても駅周辺エリアの地価は高い傾向にあるものの、建物面積約100平方メートルの新築戸建てを3,000万円前後で見つけることもできます。
駅徒歩圏内の新築マンション分譲も少なくないため、マンション暮らしを希望している人にも注目のエリアです。約75平方メートルの3LDKの場合、新築マンションでは4,000万~6,000万円ほどですが、中古マンションであれば2,000万~3,000万円台前半で探すことも可能なので、中古物件も視野に入れると選択肢を多く持てるでしょう。
【教育・文化環境:3.42点】自然に触れながら学びを深められる
駅から徒歩約10分の場所には「新潟市立中央図書館(ほんぽーと)」があり、読書や学習に利用できます。また、車で約15分の場所に自然に関するイベントを開催する「新潟県立鳥屋野潟公園」もあり、学習や自然環境が充実しています。
そのほかにも、駅から車で約15分圏内に約600種類3万点の水生動物を展示する「新潟市水族館 マリンピア日本海」や、日本海を望める展望台もある「日和山浜海水浴場」もあり、子育て世帯も楽しく過ごせるでしょう。
【選定委員会による総括】新しい新潟駅の姿に期待大
新潟駅は駅周辺の整備が進行中で、将来的にさらなる利便性の向上が見込まれます。整備が完了すれば駅南北の市街地が一体化し、よりにぎわいのあるエリアへとパワーアップするでしょう。商業施設の拡大オープンも控えている駅ビルが日常使いできるほか、子どもが楽しめる水族館や公園も生活圏内に立地するため、ファミリーでの移住にもおすすめです。
上越新幹線で東京駅まで約2時間という交通利便性と良好な周辺環境を備える新潟駅。今後の発展も視野に入れてマイホームを探してみてはいかがでしょうか。