「日本骨髄バンク」も困惑…木下ほうかが“逃亡”! 文春砲の事実確認をしたくても連絡取れず、公式サイトから削除
2017年、ドラマ『戦う! 書店ガール』の制作発表会見に登場した木下ほうか
3月23日に「文春オンライン」が俳優・木下ほうか(58)による「性加害」疑惑を報じた。
発端は3月9日に公開一時中止になった映画『蜜月』の榊英雄監督(51)による性加害報道だ。
7人の女優から「性行為を強要した」と告発された榊監督は、おおむね事実と認めて謝罪した。
23日の記事で、木下は榊監督の“盟友”と紹介され、ともに「性加害」に加担していたと2人の女優に告発された。
所属事務所は疑惑に対して、回答をしていない。
木下といえば、先日終了したばかりの『痛快TV スカッとジャパン』(フジテレビ系)のミニドラマで演じていた「イヤミ課長」の強烈なキャラクターが有名で、意地悪な役が多いバイプレーヤーだ。
だが、木下を有名にした“もう一つの顔”がある。テレビ局関係者が話す。
「白血病患者などへの提供意思を表明した“骨髄ドナー”という一面を持っていました。演じている役柄とのギャップもあり、その話題でたびたびテレビ番組に出演したこともあります。
それ以上に木下さんのドナー登録を有名にしたのはACジャパンによる『日本骨髄バンク』のCMではないでしょうか。『骨髄提供をしたのは僕のかけがえのない経験でした』と、木下さんが語るCMによって“じつはいい人なんだ”というイメージは強かったです」
「公共財団法人 日本骨髄バンク」は、2019年に木下を初代アンバサダーに任命していた。
その活動の一環として、公式サイトに木下のインタビューページを公開していたが、報道後にページは閲覧不可になっている(2022年3月24日現在)。
日本骨髄バンクの広報担当者は、本誌の取材に動揺を隠せない。
「週刊誌報道を受けて、ページを削除しました。まずは報道内容が事実なのかを所属事務所に確認したいのですが、まったく連絡が取れていません。
そのため対応に右往左往していたのですが、公式サイトのインタビューページとビデオメッセージの公開を一旦中止する判断を下しました。
アンバサダー活動などは、完全にボランティアでお願いしておりましたので、報道を受けての損害賠償請求などはまったく考えてはいないのですが……。今後についてはまだ何も決まっておりません」
取材に応じた広報担当者も骨髄バンクのイベントなどを通じて、木下と話す機会があったという。
「2017年からACジャパンのCMに出演いただいたのをきっかけに、イベントにも出演いただくようになりました。単に有名人としてではなく、実際にドナーとして提供した経験がありましたから貴重なお話だったんです。
とても気さくな方で、快く活動を引き受けてくださいましたから私どもも報道には困惑しております。
連絡が取れない以上、記事が事実かどうかははっきりできませんが、事実であれば裏切られた思いです」
芸能関係者は、木下がしばしば周囲に骨髄ドナーへの思いを話していたことを明かす。
「CMに出たほうが得になるから、とかそういう感じはまったくなかったんですよ。 地方での講演会とかについても『僕なんかでも影響力があるんだったら、行ったほうがいいよね』というふうによく話していました。『これくらいのことで誰かの命が助かるんやで』と」
骨髄バンクに登録した良心だけは、本当だと信じたい――。