プロレス引退のLiLiCo「一番好きなプロレスを手放さなければいけないのが悔しい」夫・小田井涼平は安堵
DDTプロレスリングが20日、東京・両国国技館で「Judgement2022〜DDT旗揚げ25周年記念大会〜」を開催した。
タレントで映画コメンテーターのLiLiCoがラストマッチを同大会で行った。LiLiCoは2014年8月17日、DDTの両国大会で特別リングアナウンサーを務めた際、アイアンマンヘビーメタル級王座を奪取。2015年8月23日の両国大会でプロレスデビューを果たし、KO-D10人タッグ、DDT EXTREME王座にも戴冠するなど活躍。しかし、2020年8月に転倒して左膝蓋(しつがい)骨を骨折し、プロレス活動の継続を断念。
プロレスラーLiLiCoの区切りとして、今大会で引退試合を行うことが決まった。左ヒザに爆弾を抱えるLiLiCoを守るべく、夫の小田井涼平がタッグパートナーを買って出て、純烈のほかのメンバー(酒井一圭、白川裕二郎、後上翔太)がセコンドに登場。小田井、彰人とトリオを結成したLiLiCoはDDTのハレンチ軍団フェロモンズ(男色“ダンディ”ディーノ、飯野“セクシー”雄貴、今成"ファンタスティック"夢人)と対戦した。
試合は、いきなりLiLiCoはディーノの急所を鷲づかみにし、自身の股間にディーノの手を持っていき精神的なダメージを与えた。小田井に代わると、攻め込まれてあっさり窮地に。すると、レフェリーが昏倒している隙に、純烈メンバーが救出に入り、今成に波状攻撃。フェロモンズはセクシーピーラー、フェロモン大放屁で攻撃も、セクシーシーソーではLiLiCoが飯野の股に噛みついて反撃。さらに、逆セクシーシーソーでディーノの顔をLiLiCoの股間にぶち当てた。その後、LiLiCoと小田井の夫婦の合体技「姫SEXYチェストキック♡」が2度目のトライで、飯野にヒット。だが、これで終われないフェロモンズはディーノがLiLiCoにローキック、ヒザにニードロップ。男色ドライバーからヒザ十字固めでウイークポイントの左ヒザを絞め上げると、たまらずLiLiCoはギブアップしてしまい、ラストマッチは勝てず。試合後もなお、フェロモンズがLiLiCoに攻撃を加えると、アンドレザ・ジャイアントパンダが現れて、フェロモンズを蹴散らす。
引退の10カウントゴングが鳴らされると、小田井が愛妻にメッセージを送り、純烈が「プロポーズ」を熱唱。LiLiCoは「普通の女の子に戻ります」と発してセレモニーが終わった。
バックステージに引き揚げたLiLiCoは「20何年前にプロレスラーになりたいとお願いして、“誰だか分からない”と言われて、知名度をつけてプロレスをやると。その後、DDTといい縁をもらって。ヒザを割ってしまって、完治しなくても生きていかなければいけない。小さい頃からどんなことがあっても生きていこうと思ったんですけど、一番好きなプロレスを手放さなければいけないのが、試合を終えた今悔しくて。最後にこんな立派な歴史ある場所にパートナーと一緒に上がって、その仲間たちと終わることができて。(小田井は)これからはプロレスラーとしては闘わず、引退してもらいます。うまくいかない気がする」と涙。
小田井は「言い方は悪いですけど、このくらいのケガで引退してくれてよかったという安心が夫としてはあります。今も元気だったら、体のことは考えず、いろんなことにとことんトライしてたと思うんです。ある意味、それがブレーキになってくれているおかげで、健康な時よりひょっとしたら今が健康なのかもしれないと前向きに捉えているので。最後までLiLiCoのヒザがもってくれてよかった」と無事に終えることが出来て安心したようだ。
(どら増田)
タレントで映画コメンテーターのLiLiCoがラストマッチを同大会で行った。LiLiCoは2014年8月17日、DDTの両国大会で特別リングアナウンサーを務めた際、アイアンマンヘビーメタル級王座を奪取。2015年8月23日の両国大会でプロレスデビューを果たし、KO-D10人タッグ、DDT EXTREME王座にも戴冠するなど活躍。しかし、2020年8月に転倒して左膝蓋(しつがい)骨を骨折し、プロレス活動の継続を断念。
試合は、いきなりLiLiCoはディーノの急所を鷲づかみにし、自身の股間にディーノの手を持っていき精神的なダメージを与えた。小田井に代わると、攻め込まれてあっさり窮地に。すると、レフェリーが昏倒している隙に、純烈メンバーが救出に入り、今成に波状攻撃。フェロモンズはセクシーピーラー、フェロモン大放屁で攻撃も、セクシーシーソーではLiLiCoが飯野の股に噛みついて反撃。さらに、逆セクシーシーソーでディーノの顔をLiLiCoの股間にぶち当てた。その後、LiLiCoと小田井の夫婦の合体技「姫SEXYチェストキック♡」が2度目のトライで、飯野にヒット。だが、これで終われないフェロモンズはディーノがLiLiCoにローキック、ヒザにニードロップ。男色ドライバーからヒザ十字固めでウイークポイントの左ヒザを絞め上げると、たまらずLiLiCoはギブアップしてしまい、ラストマッチは勝てず。試合後もなお、フェロモンズがLiLiCoに攻撃を加えると、アンドレザ・ジャイアントパンダが現れて、フェロモンズを蹴散らす。
引退の10カウントゴングが鳴らされると、小田井が愛妻にメッセージを送り、純烈が「プロポーズ」を熱唱。LiLiCoは「普通の女の子に戻ります」と発してセレモニーが終わった。
バックステージに引き揚げたLiLiCoは「20何年前にプロレスラーになりたいとお願いして、“誰だか分からない”と言われて、知名度をつけてプロレスをやると。その後、DDTといい縁をもらって。ヒザを割ってしまって、完治しなくても生きていかなければいけない。小さい頃からどんなことがあっても生きていこうと思ったんですけど、一番好きなプロレスを手放さなければいけないのが、試合を終えた今悔しくて。最後にこんな立派な歴史ある場所にパートナーと一緒に上がって、その仲間たちと終わることができて。(小田井は)これからはプロレスラーとしては闘わず、引退してもらいます。うまくいかない気がする」と涙。
小田井は「言い方は悪いですけど、このくらいのケガで引退してくれてよかったという安心が夫としてはあります。今も元気だったら、体のことは考えず、いろんなことにとことんトライしてたと思うんです。ある意味、それがブレーキになってくれているおかげで、健康な時よりひょっとしたら今が健康なのかもしれないと前向きに捉えているので。最後までLiLiCoのヒザがもってくれてよかった」と無事に終えることが出来て安心したようだ。
(どら増田)