新型コロナで学級閉鎖、いざというときの頼り先は?255人に調査
このコロナ禍で、自分や家族がコロナにかかってしまい大変だった…という人も多いのではないでしょうか? 今年に入ってからは、全国的に子どもの幼稚園・保育園や学校が休園、学級閉鎖になってしまうことも増えましたよね。そうした緊急事態に、みんなどのように対処しているのでしょうか? ESSE読者255人を対象にしたアンケ―トで調査してみました。
不安なコロナ禍、いざというとき頼れる人はいる?
今回、全国31都道府県にまん延防止等重点措置が適用中の2月15日からの1週間にアンケートを実施しました。全国的に感染者数が増加しているなかで、緊急時に頼れる人はいるのか、頼れない人はその理由など、読者のリアルな意見をご紹介します。
●約半数の人が、休園・学級閉鎖に
Q:コロナ禍で子どもの幼稚園・保育園や学校が休園、学級閉鎖になったことはありますか?
はい 50.6%(129人)
いいえ 49.4%(126人)
約半数の読者が、子どもの幼稚園・保育園や学校が休園、学級閉鎖になったことがあるという結果に。
Q:(子どもの幼稚園・保育園や学校が休園、学級閉鎖になったことがあるという方で仕事をしている方は)その際に仕事を休みましたか?
はい 38.8%(50人)
いいえ 62%(79人)
さらに、その際に仕事を休んだかどうかを聞いてみたところ、38.8%に人が「仕事を休んだ」と答えていました。休園・学級閉鎖に伴って急に子どもを迎えに行かなくてはならなくなった、子どもがまだ小さいなど、仕事を休まざるを得ない人も多かったようです。
自分の親や夫、義両親…いちばん最初に頼る人は?
Q:(コロナ禍以外でも)緊急時に頼れる人はいますか?(子どもを預ける、看病をしてもらう、子どもの送り迎えを頼むなど)
頼れる人がいる 50.6%(146人)
頼れる人がいない 49.4%(109人)
「(コロナ禍以外でも)緊急時に頼れる人はいますか?」という質問には、50.6%の人が「頼れる人がいる」と回答。
Q:(「頼れる人がいる」と答えた方は)具体的には誰に頼りますか?
自分の親 67.1%(98人)
配偶者(夫) 55.5%(81人)
義両親(配偶者の親) 37%(54人)
友人 13.7%(20人)
自分の兄弟 8.9%(13人)
その他 5.5%(8人)
具体的に頼れる人を聞いてみたところ、このような結果に。ここでは、ランキング形式でそれぞれの「頼ってよかった!」エピソードをご紹介します。
●1位:自分の両親
困ったときに頼みごとをしやすいのは、やっぱり自分の両親。比較的長い時間預かってくれて助かった、という声も。
「実家の両親が1日預かってくれ、ご飯、お風呂すべてすませて送ってきてくれた」(京都府・36歳)
「両親が家まで送り迎えしてくれて預かってくれた。泊まりもお願いできるので助かっています」(静岡県・51歳)
「実母に保育園のお迎えを頼みました。なるべく頼らないようにとずっと気を使っていたのですが、実母もお迎えが楽しかったらしく、たまになら頼んでよいんだと気づきました」(大阪府・42歳)
●2位:配偶者(夫)
夫と協力して乗りきった、という意見も。コロナ禍で夫もテレワークになっていたので対応することができた、という人も多かったようです。
「夫の職場が在宅メイン勤務体制に変更になったため、基本的には夫が対応した」(大阪府・37歳)
「夫は普段からいろいろと助けてくれるが、仕事を休んでくれて、パニック状態だった私と一緒に、子どもたちをドライブスルーのPCR検査に連れて行ってくれた。安心させるように声をかけてくれ、落ち着かせてくれた」(宮城県・33歳)
●3位:義両親(配偶者の両親)
義理の両親も、いざというときの強い味方に。
「幼稚園が1週間休園になり、ワンオペ育児に疲れ、義両親に子どもを見てもらった」(神奈川県・30歳)
「下の子の病院が長引いて、上の子のお迎えが間に合わなそうだったとき、急遽お義母さんにお願いしました。自分の家より、義実家の方が保育園から近いのでほんとに助かってます」(栃木県・28歳)
●4位:友人
ママ友に子どものお迎えをお願いした、という人も。同じように子どもがいて、緊急時の大変さをよく分かってくれる人がいるのは心強いですね。
「送り迎えなどはママ友がいてよかったと思いました。お互い様でやれたのは本当に助かった思い出があります」(静岡県・55歳)
「子どもの迎えの時間が間に合いそうにないときに、ママ友が一緒に私の子どもも連れて帰宅してくれて助かった」(三重県・33歳)
●5位:自分の姉妹・兄弟
自分の姉妹や兄弟がいちばん頼りやすい! という意見も。
「買い物に行けないときに、近くに住む妹がたくさん食事や子どもたちに本などを買ってきてくれたことがあり、すごく助かりました。自分の母は車の運転ができなかったり、義理の母には頼りづらかったりするので、妹の存在がとてもありがたいです」(千葉県・36歳)
●6位:その他
それ以外では、こんな人に頼ったという意見が。家族以外でも頼れる人がいる、というのは助かりますね。
「田舎なので、常に親戚や近所の人が近くにいてくれます。困ったときはいろんなおじいさん、おばあさん、近所のママさんたちが助けてくれます」(静岡県・40歳)
「夫の年下の知人が仕事の都合上平日休みで、保育園が休みになってしまったときに子どもの面倒を見てくれた。子どもが赤ちゃんのときから顔を出してくれているからか、子どもも楽しそうに過ごしていた」(東京都・31歳)
「頼れる人がいない…」気になるその理由は?
「頼れる人がいる」と答えた人の方が多かった一方、半数近くの人が、「頼れる人がいない」と回答。その理由を聞いてみました。
●遠方に住んでいて頼れない
圧倒的に多かったのが、「遠くに住んでいるから」という回答。結婚や転勤などで離れた場所に住んでいる場合、頼るのは物理的に難しいようです。
「両親が遠方に住んでいる。前もって依頼しておけば、子どもの面倒を見てもらえますが、急な対応はなかなか難しいです」(岡山県・35歳)
「転勤で来た地方で両親、親戚もいないし、コロナ禍で知り合いや友達もできないから」(広島県・46歳)
●親が高齢でコロナ感染が心配…
親が高齢の場合、万が一コロナになってしまうと重症化してしまうリスクも高いため、頼ることができないという意見も多数見られました。
「両親は高齢で入退院を繰り返しており頼れない。義実家もその親が介護で大変で面倒を見られない」(千葉県・31歳)
●仲が良好ではないので頼れない
なかには、家族・親戚との仲が良好ではないため、頼ることができないという状況の方も…。
「両親、親戚、兄弟とは絶縁状態」(京都府・33歳)
「義実家は熟年離婚、実家とは仲が良好ではなく…。でも、夫と協力してコロナ禍乗りきってます!」(東京都・32歳)
今回は「いざというときに頼れる人」について、読者の意見をご紹介しました。なにかと不安なことも多いコロナ禍、家族でも家族以外でも相談できる人がいると安心かもしれませんね。