冬の深刻な手荒れ問題。ホルモンバランスが関係ある場合も
冬は寒さに加えて乾燥にも悩まされる季節。家事での水仕事のほか、手洗いや消毒でも手がガサガサ…という人も多いようです。今すぐできる効果的な対策を、健康と美容のプロに教えてもらいました。
手がカサカサで爪も割れてしまう…いい対策は?
消毒や度重なる手洗いで、手荒れや爪割れで悩んでいる読者が続出!
ただでさえ冬は、家事でお湯を使う機会が増え、北風にもさらされるため指先からうるおいが奪われるばかり。荒れるとあかぎれなどのやっかいなことにも…。こまめ&念入りなケアが必須です。
●Q:ハンドクリームを塗ってもすぐ乾燥します。どうしたらいい?
A:こまめに塗るのがいちばん。高機能な成分入りを選んで
「手のひらには皮脂腺がないため、一度乾燥すると元に戻りにくい。ヘパリンや尿素などが入った保湿効果が高いハンドクリームをこまめに塗って」(内科、皮膚科医・友利 新さん)。水仕事のときはゴム手袋などで手を守る工夫も忘れずに。
●Q:生理のとき、手荒れがひどい気が。ホルモンバランスのせい?
A:関係あり! 良質な脂質をとるのも手
肌のうるおいをつくるコラーゲン量はエストロゲンと関係しているため、生理中は肌荒れしやすい時期。「食事からの油分補給も心がけましょう。オメガ3など良質な脂質がおすすめです」(産婦人科専門医・高尾美穂さん)
<オメガ3がとれる食材>
・アマニ油
・エゴマ油
・魚油
●Q:ひび割れやあかぎれで手がボロボロ。いい対策はある?
A:ひどくなる前に病院へ!
消毒によりバリア機能が低下し、手荒れが深刻になるケースが増えているのだとか。「ひび割れ、あかぎれになったら早めに病院に。血行不良も乾燥を加速させるので、手袋などで末端を温めることも大事です」(友利さん)
●Q:爪の乾燥にはハンドクリームだけだとものたりない?
A:専用のオイルを使って。インナーケアもおすすめ
爪も乾燥すると割れやすくなるもの。「ネイルオイルでケアを。就寝前、高保湿のハンドクリームを塗り、シルクの手袋をするのも効果的。また、爪の材料になるタンパク質も過不足なく摂取を」(友利さん)
個包装で持ち運びやすく、飲み物にもサッと溶けるパウダーで、毎日コラーゲン&ヒアルロン酸をチャージ!
・ディープチャージコラーゲンパウダー 3.4g×30本 \3510(ファンケル)
●Q:お風呂上がりの保湿は、「髪・顔・体」どこを優先すべき?
A:顔→体→髪の順がベスト
このなかで、もっとも早く乾燥するのが皮膚の薄い顔。「髪はある程度濡れている状態が続くのであと回しでも大丈夫。すぐに保湿ができない場合は、スプレータイプの化粧水をつけておくと時間が稼げます」(友利さん)
●Q:冬でも日やけしますか?
A:紫外線対策は1年じゅうして。顔の日やけ止めはマスト
「光老化を加速させるUVBは、1年じゅう降り注いでいるので、冬でもUV対策を。ただ、紫外線量は夏よりもグッと減るので、神経質にならなくてもOK」(友利さん)。スキンケアの最後は日やけ止めを毎日の習慣に。
空気もカラカラに乾燥している冬の手荒れや爪割れ…。症状が悪化してしまう前に、上手にケアして過ごしましょう。