40代、もう衣替えはしません。この冬着なかった服は春が来る前に手放す
シーズンの入れ替わりに行う衣替えはおっくうでついついあと回し、苦手な家事になってしまいがち。整理収納コンサルタントの須藤昌子さんは、あるときから衣替えをやめたそう。衣替えを手放せた理由、服の整理方法について詳しく伺いました。
季節外の衣類もしまい込まない!ハンガーの位置を移動させるだけで衣替え完了
須藤さんのクローゼットは今使う服もオフシーズンの服も、同じポールにハンガーで収納しています。
ポイントになるのは、ハンガーを吊るす位置。
「オンシーズンの服を、最も手に取りやすく目に入りやすい真ん中にかけています。使いづらい両はしのスペースが季節外の服の収納場所です」
須藤さんの衣替えは、真ん中のハンガーと両端のハンガーを入れ替えるだけで完了。
たたみ収納にしているアイテムも同じ要領です。
「わが家ではボックスでアイテムを分類してクローゼットにしまっています。棚の取り出しやすい位置にオンシーズンの服が入ったボックスを置いているため、衣替えはボックスの位置を入れ替えるだけです」
ものの1分で衣替えできるのは、押し入れの奥にしまい込まなくてもいいほどの数だけに絞っていることも大きな理由。
「数を減らすために、長い期間着られるアイテムを選ぶようにしています。たとえばトップスは半袖ではなく七分袖を。重ね着しやすいアイテムなども重宝します」
●この冬着なかったアイテムは、春が来る前に手放すのが正解
通常は、次の冬が来るまでのストックとしてそのままオフシーズン収納行きになってしまう今の冬服。でも須藤さんは、「シーズン終わりが処分のチャンス」と言います。
「この冬着なかったアイテムは、次の冬も着ることはほぼないはず。次の冬の始まりまで置いておけば『今度は着るかも?』と思ってしまい、結局なかなか手放せずタンスの肥やしが増えることになります。気が進まない服は、来年も同じように気が進まないはず! 思いきって処分すれば、次の衣替えがとてもラクになりますよ」
衣替えは手放したい家事のひとつ。須藤さんの考え方は、暮らしをラクに回すための大きなヒントになりそうです。