一生に一度は食べておくべき！吉祥寺の行列店『モンタナ』の絶品「カレー混ぜそば」に悶絶してきた

2022年2月26日 10時51分

食楽web

　吉祥寺といえば、カレー、ラーメン、パスタ、ハンバーガーなどなど、さまざまなジャンルの美味しい店がひしめく街。しかし選択肢が多すぎるため、いざ何を食べるかとなると、なかなか決まらない街でもあります。

　先日も友人と吉祥寺に行った際、ランチで迷いました。カレー好きの友人は「吉祥寺はカレーの街」だと言い張り、筆者は「吉祥寺といえばラーメンでしょ」と譲らない。議論は平行線をたどり、空腹感だけが募っていきます。そんなとき、中道通り沿いのカフェ風のお店に行列ができているのを発見しました。

『モンタナ』の店に掛かっているのぼり

　店前には大きなのぼりがあり、「一度は食べてみるべ　モンタナカレー混ぜそば　うめ～ぞ～」というキャッチコピー。しかもカレー混ぜそばの写真がいかにも美味しそう。このビジュアルにはグサッと我々のハートと胃袋に刺さりました。何しろカレーとラーメンの要素を併せ持っています。というわけで、その行列に仲間入り。

　並んでいる間、店外に掲示されていたメニューを見ていると、「カレー混ぜそば」以外にも、カレーライスやドライカレー、カレーつけそば、さらにドライカレーとカレーつけそばの両方がのった「モンタナカリープレート」なるメニューもあり、どれも美味しそうでけっこう悩みます。

『モンタナ』のメニュー

　しかもカレーの辛さはレベル1～7まで選べることが判明。レベル7は「最も過激な辛さ！」「自己責任で！」などと書かれていて、激辛好きの友人は、かなりそそられている様子。

辛さのレベルが書かれた看板

　というわけで、二人とも並んでいる間にメニューを決めきれないまま入店することに。

「カレー混ぜそば」が絶品すぎた

「カレー混ぜそば」。絶対ウマいやつだと確信できるビジュアル

　店は小さめながら、カウンターとテーブル席があります。満席状態の店内を見回してみると、多くのお客さんが「モンタナカレープレート」（ドライカレー＋カレーつけそば）を食べていて、これが人気なのかもしれない、と心が揺らぎますが、ここは初志貫徹。筆者も友人も「モンタナカレー混ぜそば」を注文。店外で見かけた「一度は食べてみるべ」というゆるいキャッチコピーの威力は予想以上に大きかった…。

　そして登場した「カレー混ぜそば」は、期待を裏切らない美しいビジュアル。中央に卵黄が鎮座し、その下にはキーマカレー。脇を固めるのはネギ、パクチー、メンマ、魚粉。そして見るからにモッチモチ、ツヤツヤの中太麺。台湾混ぜそばのようにも見えますが、カレー特有のかぐわしいスパイス香が食欲をそそります。

もちもちした中太麺がたっぷり

「よく混ぜてお召し上がりください」と言われましたが、まずは麺をひと口。鰹風味のダシと、ほどよくオイリーな中太麺は、ワシワシと硬めながら噛むとモッチリ。これだけでもう旨い！

　そして丼の中を思いっきり混ぜてみます。キーマカレー、ネギ、卵黄などの具材が麺にネットリと絡みつき、これを一気にすすってみると、鼻を突き抜ける複雑な香りに悶絶。

よ～く混ぜることで美味しさが倍加

　麺が舌の上に滑れば、スパイシーで濃厚な旨さが脳内を駆け巡ります。パクチーやネギもよいアクセントになっていて、爽やかさもあります。ひたすら美味しい。途中で卓上にあったナンプラーやお酢を投入するとアジアンテイストがさらに加速し、これもたまりません。手を止めないまま10分ほどで完食。いや～、最高に旨かった！　

「一度は食べてみるべ　モンタナカレー混ぜそば　うめ～ぞ～」というコピーに偽りなし。一度は食べてみるべき逸品です。

（撮影・文◎土原亜子）

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