トッティは離婚説に怒りの反論、バッジョは穏やかな余生を…イタリア伝説のファンタジスタ2人の好対照ぶりに脚光!
ローマひと筋のキャリアを貫いてスクデット獲得にも貢献し、イタリア代表では2006年ドイツ・ワールドカップ優勝にアズーリを導くなど、同国史上最高の選手のひとりといわれ、2017年にスパイクを脱いだフランチェスコ・トッティ。引退後は古巣クラブのフロントに入るも、首脳陣との確執で辞任したことが大きな注目を集めたりもしたが、今回はプライベートに人々の好奇の目が向けられることとなった。
2005年にタレントのイラリー・ブラージと結婚し、クリスティアン、シャネル、イザベルという3人の子どもをもうけて幸せな家庭を築いてきたが、昨年9月27日にトッティが45歳の誕生日をひとりで過ごしたという報道が流れ、今月の初めには家族旅行中に大きな夫婦喧嘩が起こったとして、離婚説が浮上。最近ではイラリー夫人が最近のインタビューで「男性に固執したくない。私は独立したい」と語ったことが噂の信憑性を高めたといわれていた(イタリアの日刊紙『CORRIERE DELLA SERA』より)。
さらに、新恋人として2人の子どもの母親であるノエミ・ボッキという34歳の女性の存在が現地メディアの脚光を浴び、オリンピコでのローマの試合を観戦したトッティと数列斜め座っていた彼女の写真が新聞の紙面などを飾るなど、騒ぎは大きくなる一方だった(イタリアのスポーツ紙『Gazzetta dello Sport』より)。
【画像】離婚危機は否定も…トッティの新恋人と報じられた女性
そんな中、2月22日の夜にイラリー夫人はSNSで家族5人がレストランで夕食をとる様子を公開。円満ぶりをアピールすると、トッティも投稿した動画の中で「最近、自分や家族に関する様々なニュースを目にしたが、こういったフェイクニュースは、今回が初めてではない」と噂は事実でないことを強調。こういった報道が子どもたちに及ぼす影響を懸念しながら、「正直なところ、否定しなければならないことには、本当にウンザリしている」と語っている。
この声明に対しても、『Gazzetta dello Sport』紙は「これで離婚の危機は回避されたのか? トッティの声明によれば、その答えは『イエス』だが、本当にフランチェスコとイラリーが関係を修復できるかどうかは時が経てば分かるだろう」とやや疑いを持っており、今後もこの夫婦に注目が注がれるのは間違いなさそうである……。
ちなみにこのニュースを大きく取り上げた同メディアでは、イタリアのもうひとりの歴史に残るファンタジスタであるロベルト・バッジョの家庭にもスポットライトを当てているが、こちらはスキャンダルとは無縁の家族円満ぶりを紹介しているのが、何とも興味深い。
変幻自在のテクニックで見る者を魅了し、1993年にはバロンドール、FIFA世界年間最優秀選手を受賞したバッジョは、2004年にブレッシャで現役を退いた後は、露出はあまり多くないものの、6万人のフォロワーを持つ長女ヴァレンティーナのSNSで父親の近況を動画や写真で頻繁に紹介している。ちなみに長男マッティアはシェフで、次男レオナルドはサッカー選手を目指しているとのことだ。
現在のバッジョは、狩猟、野菜畑の手入れ、スーパーマーケットでの買い物が趣味であり、特に娘との買い物が最も好きだという。自宅では音楽を聴きながらトランプを楽しみ、リラックスしたい時はワイン、特にプロセッコを嗜む。自動車は古いフィアットの「パンダ4×4」に今でも乗っており、現役時代に度重なる怪我で苦しんでいた時期に出会った仏教(創価学会)への信仰は今も厚いようだ。
選手時代のトレードマークだったポニーテールはなくなり、髪や髭は白い部分が多くを占めている55歳(2月18日が誕生日だった)のバッジョは、サッカーをプレーすることはほとんどなく、健康を保つために、ピッチを走るのではなく、自然の中を犬と一緒に何時間も歩いているという。
現役時代は、トッティ同様、いや彼以上の注目を浴び、時に好奇や悪意の視線にさらされて大いに苦しみも味わってきたレジェンドは今、愛すべき者たちに囲まれて、まさに穏やかな余生といった日々を送っている。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
さらに、新恋人として2人の子どもの母親であるノエミ・ボッキという34歳の女性の存在が現地メディアの脚光を浴び、オリンピコでのローマの試合を観戦したトッティと数列斜め座っていた彼女の写真が新聞の紙面などを飾るなど、騒ぎは大きくなる一方だった(イタリアのスポーツ紙『Gazzetta dello Sport』より)。
【画像】離婚危機は否定も…トッティの新恋人と報じられた女性
そんな中、2月22日の夜にイラリー夫人はSNSで家族5人がレストランで夕食をとる様子を公開。円満ぶりをアピールすると、トッティも投稿した動画の中で「最近、自分や家族に関する様々なニュースを目にしたが、こういったフェイクニュースは、今回が初めてではない」と噂は事実でないことを強調。こういった報道が子どもたちに及ぼす影響を懸念しながら、「正直なところ、否定しなければならないことには、本当にウンザリしている」と語っている。
この声明に対しても、『Gazzetta dello Sport』紙は「これで離婚の危機は回避されたのか? トッティの声明によれば、その答えは『イエス』だが、本当にフランチェスコとイラリーが関係を修復できるかどうかは時が経てば分かるだろう」とやや疑いを持っており、今後もこの夫婦に注目が注がれるのは間違いなさそうである……。
ちなみにこのニュースを大きく取り上げた同メディアでは、イタリアのもうひとりの歴史に残るファンタジスタであるロベルト・バッジョの家庭にもスポットライトを当てているが、こちらはスキャンダルとは無縁の家族円満ぶりを紹介しているのが、何とも興味深い。
変幻自在のテクニックで見る者を魅了し、1993年にはバロンドール、FIFA世界年間最優秀選手を受賞したバッジョは、2004年にブレッシャで現役を退いた後は、露出はあまり多くないものの、6万人のフォロワーを持つ長女ヴァレンティーナのSNSで父親の近況を動画や写真で頻繁に紹介している。ちなみに長男マッティアはシェフで、次男レオナルドはサッカー選手を目指しているとのことだ。
現在のバッジョは、狩猟、野菜畑の手入れ、スーパーマーケットでの買い物が趣味であり、特に娘との買い物が最も好きだという。自宅では音楽を聴きながらトランプを楽しみ、リラックスしたい時はワイン、特にプロセッコを嗜む。自動車は古いフィアットの「パンダ4×4」に今でも乗っており、現役時代に度重なる怪我で苦しんでいた時期に出会った仏教(創価学会)への信仰は今も厚いようだ。
選手時代のトレードマークだったポニーテールはなくなり、髪や髭は白い部分が多くを占めている55歳(2月18日が誕生日だった)のバッジョは、サッカーをプレーすることはほとんどなく、健康を保つために、ピッチを走るのではなく、自然の中を犬と一緒に何時間も歩いているという。
現役時代は、トッティ同様、いや彼以上の注目を浴び、時に好奇や悪意の視線にさらされて大いに苦しみも味わってきたレジェンドは今、愛すべき者たちに囲まれて、まさに穏やかな余生といった日々を送っている。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部