桂文枝『新婚さん』勇退で浮上 2代目司会に「藤井隆待望論」

「この春に卒業させていただくということになりました。50年私を使っていただきまして心から感謝…。ありがたいの一言です」

1月7日、涙ながらにこう語ったのは落語家の桂文枝（78）。51年間司会を務めたトーク番組『新婚さんいらっしゃい！』（テレビ朝日系）を、3月27日の放送回をもって勇退すると各メディアが報じた。

文枝は会見を行い、勇退の理由として昨年7月で78歳となったことを挙げた。若い新婚カップルとの間にジェネレーションギャップを感じたり、番組名物の「イスからコケる」リアクションも体に気遣い控えたりと、年齢ゆえの決断だったようだ。さらに、番組プロデューサーで演出家の澤田隆治さんが昨年5月に亡くなったこともあり、“潮時”と感じたという。

文枝は勇退するが、番組はその後も継続するという。そこで気になるのが、後任の司会者。ネット上では、早速予想合戦が加熱している。

「ダウンタウン・浜田雅功さん（58）やナインティナイン・岡村隆史さん（51）、麒麟の川島明さん（42）など大物＆人気芸人の名前が挙がるなか、一際目立って熱烈な支持を受けているのが藤井隆さん（49）なのです」（演芸関係者）

《新婚さんいらっしゃい、文枝師匠の後任 藤井隆がいいんじゃね？》
《新婚さんいらっしゃいの後任は藤井隆しかないやろ》
《新婚さんいらっしゃい、桂文枝師匠ご勇退か…後任で思いついたのは藤井隆。たかすぃーなら椅子コケも華麗に決まる気がする》

藤井が熱望される理由はなんなのか？　あるテレビ局関係者は次のように指摘する。

「藤井さんは『新婚さん』の年末スペシャルなどに定期的に出演しているため、文枝師匠も藤井さんの実力と人柄を高く評価しています。視聴者にとっても、受け入れやすい存在なのではないでしょうか。藤井さん自身、愛妻家として知られていて、17年前に結婚した奥様・乙葉さん（40）を非常に大切にしていますから、番組のコンセプトとこれほど合致する方はいません。それに『新婚さん』は、一般人のカップルが出演する番組。柔和な雰囲気を持つ藤井さんなら、テレビ慣れしていない一般人を相手にしても上手く話を引き出せるのでは。場合によっては、乙葉さんがアシスタントとして出演することもあるかもしれません」

今後発表されるという後任の司会者。期待が高まるばかりだが、文枝はこのようにエールを送った。

「後の方が誰がやるのか分かりませんが、ご自由にやっていただけたら」

51年の歴史を背負う2代目司会者は、果たして誰に――。