セルティックへの移籍が発表された旗手(左)、前田(中)、井手口(右)。写真:金子拓弥(サッカーダイジェストWeb編集部)

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 スコットランド1部のセルティックは12月31日、日本人選手3人の獲得を発表した。

 新たにチームに加わるのは、川崎フロンターレの旗手怜央、横浜F・マリノスの前田大然、ガンバ大阪の井手口陽介だ。旗手と井手口が完全移籍、前田はレンタルとなる。

 3選手はそれぞれクラブの公式HPで、以下のようにコメントしている。

■旗手コメント
「このたびセルティックFCに完全移籍することになりました。僕はフロンターレでプロ生活をスタートさせ、このクラブで2年間プレーさせてもらいました。すごく長かったようで短い期間でしたが、監督をはじめスタッフ、チームメイトのおかげでたくさんのことを経験させてもらいました。毎日が楽しく、刺激的な日々でした。自分がプロに入るときフロンターレを選んでいなければ、大卒2年目の選手がこれだけの経験をすることはできなかったと思います。本当にこのチームでプレーできて良かったと思っていますし、温かく迎え入れてくれたクラブの皆さんに感謝しています。そして大変な状況の中、たくさんのサポーターがフロンターレの試合を観に来てくれました。温かい雰囲気を作っていただきましたし、その温かさの中にある熱い気持ちを感じていました。本当にサッカーが好きで、本当にフロンターレが好きな方々なんだろうなと思っていました。僕自身、等々力陸上競技場でプレーできることが大きな楽しみでした。僕は来シーズンから違うチームでプレーすることになります。サッカー選手として、1人の人間として、成長するためにチャレンジをしたいと思います。フロンターレとともに僕のことも気にかけてもらえたらすごくありがたいですし、僕自身フロンターレのリーグ3連覇とACL制覇を応援しています。そしてカオル(三笘薫)も話していましたが、いつの日か等々力陸上競技場で僕の応援歌を生で聞けたら嬉しいなと思っています。お互いに頑張っていきましょう。2年間本当にありがとうございました」

■前田コメント
「このたび、セルティックFCに期限付き移籍することになりました。コロナ禍にも関わらず、スタジアムに足を運んでくださり、または画面の前で応援して頂きありがとうございました。加入した2020シーズンは、ファン・サポーターの期待に応えられなかった自分が不甲斐なく、本当に本当に悔しかったです。なので『2021シーズンこそは!』という思いで、1年間自分なりに試行錯誤し、サッカーをしてきました。だからこそ、最終節でゴールを決めた時のスタジアムのあの一体感を感じて、『自分がやってきたことは間違いじゃなかったんだ』、『横浜F・マリノスでサッカーができて本当に良かったな』と思うことができました。僕自身、海外でまたチャレンジしたいという思いを持っていた中で、その気持ちを理解して頂いたチームメイト、コーチングスタッフ、強化の方々には本当に感謝します。皆さんにいい報告ができるよう自分らしく、がむしゃらに食らいついてきます!BOSSのところにいってきます! #マリノスファミリー」
 
■井手口コメント
「この度、セルティックFCに移籍する事になりました。ファン・サポーター、ガンバ大阪の関係者の皆様に直接報告できなくてすみません。今シーズンは個人としても納得のいくパフォーマンスが中々出来なくて本当に申し訳ないと思っています。来シーズンこそはチームの力に少しでもなりたいと思っていましたが、このタイミングで移籍の話をもらって移籍する事に決めました。一回目の海外挑戦は不完全燃焼で悔しい思いばかりで自分の力不足を感じさせられました。今回こそは活躍して皆様にいいニュースを届けられる様に頑張ってきます。ガンバ大阪には約12年間お世話になりました。良い時も悪い時も本当に支えられっぱなしで人としてもサッカー選手としても成長させてもらいました。ガンバ大阪に入っていなかったら今の自分はいません。このクラブが本当に大好きで家族の様な存在です。これからはガンバのファンとしてずっと応援していきますし、またいつかガンバ大阪に帰って来られる日を夢みています。長くなりましたが、本当にありがとうございました。そしてお世話になりました」

 セルティックの公式ツイッターで公開された、新加入3選手の、かるた風のイラストも注目だ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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