数百円で買える『角上魚類』の地魚でいろんな料理に挑戦したらウマすぎたので全力でオススメしたい
食楽web
地魚が美味しい新潟・寺泊を拠点とし、新潟県内と関東圏で全22店舗を展開する巨大鮮魚チェーン『角上魚類』。この冬はまさに「角上魚類の季節」とも言うべきシーズンで、『角上魚類』の本拠地・新潟の地魚を筆頭に、全国各地の美味しい魚が豊富に並びます。
地魚の刺身も美味しいですが、寒いこの時期は美味しい魚を鍋モノにしていただくのも良さそうです。『角上魚類』では、鍋用にさばかれたアンコウやスケソウダラの一皿が数百円で販売されています。これらを丸ごと鍋にするのももちろん良いですが、鍋だけでなくその他の料理に転じるのもまたヨシ。たった一皿数百円の魚ではありますが、調理と工夫次第で複数の料理としていただくことができます。
というわけで今回は、冬の鍋の定番・アンコウとスケソウダラをそれぞれ『角上魚類』で購入し、鍋だけでなく、様々な料理に転じ、試食しレビューします。さらに『角上魚類』のバイヤー・中越隆英さんにもこの時期オススメの魚についても教えてもらいます。
一皿500円台のアンコウを、鍋と唐揚げにしてみた!
『角上魚類』の店頭で売られていたアンコウ。このうち518円のものをゲット!
まずは『角上魚類』の対面コーナーに陳列されていた一皿518円の青森県産のアンコウをゲット。これを鍋と唐揚げにしていただくことにしました。
昆布出汁を取り、野菜をたっぷり入れたアンコウ鍋に
アンコウの鍋は、まず昆布出汁を取り、火にかける前に昆布を取り出し加熱し水を沸騰させます。さらに湯引いたアンコウの骨が多くついているところから入れていき、固めの野菜から徐々に入れていき、最後にアンコウの身の多い部分と春菊を入れて完成! 昆布の出汁とアンコウの優しい出汁がまず美味しく、ポン酢につければどんどん野菜を食べることができます。もちろん、アンコウの身もプリップリで品の良い味。肝と合わせていただき、体がすっかりポカポカに。
鍋で使わなかった身は全て唐揚げにしました
そして、鍋で使わなかった身を唐揚げに。下味に生姜、醤油、酒をつけ片栗粉にまぶして170度の温度でカラッと揚げます。身が硬くなりすぎない程度で油から上げていただけば、これもまた絶品! ポン酢、醤油、ソースなんでも合うものでご飯のおかずはもちろん、お酒のおともにもピッタリの一品になりました。
スーパーや他の魚屋さんでは、比較的高めのアンコウですが、『角上魚類』ならたった数百円。こんなに贅沢に味わうことができるのは本当に嬉しいものです。
一皿500円のスケソウダラを、鍋、煮付け、しぐれ煮にしてみた!
『角上魚類』の店頭で売られていたスケソウダラ。この日は一皿500円キッカリで売られていました
続いて、スケソウダラにいってみます。この日のスケソウダラは北海道産。まずは前述のアンコウ鍋同様の作り方で、定番の鍋にしましたが、アンコウとはまた違うコク深い味に仕上がり、ポン酢と合わせてやはり野菜を多くいただくことができました。
まずは定番の鍋に!
もちろん、スケソウダラの身も美味しく、プリッとした食感で、どことなく甘みもあります。この辺は新潟モノがゆえの良質のスケソウダラだからかもしれません。
そして、スケソウダラを煮付けにしてみました
鍋で使わなかった身を、醤油・みりん・生姜・酒の味付けで大根と一緒に煮付けにしました。鍋よりもスケソウダラのコクが引き上がった印象で、これもまた美味。ご飯がどんどん進む一品になりました。
真鱈の卵・すけ子は、しぐれ煮に!
また、筆者が購入したスケソウダラにはすけ子(たらこ)もついていたため、これは別途身を取り出し、細かく刻んだしらたきと一緒にごま油で炒め、醤油・みりん・酒の味付けでしぐれ煮にしました。これは『角上魚類』の店頭で勧められた食べ方で、ちょっとしたおつまみ、ご飯のおかずにピッタリで、ついつい箸が進んでしまうようなクセのある味に仕上がりました。
たった一皿500円のスケソウダラで、この3品を作ることができました。これもまた『角上魚類』のコストパフォーマンスと地魚のクオリティのおかげですね。
関東圏では珍しい魚も、店頭で調理の仕方を質問すればスタッフが教えてくれます!
角上魚類のバイヤー・中越隆英さん
最後に、この冬オススメの魚と食べ方について、『角上魚類』のバイヤー・中越隆英さんに聞いてみました。
「『角上魚類』の地元、新潟・寺泊では、底引き網漁が例年9~6月まで解禁になります。年間の中で最も多くの地魚を獲ることができるため、特に冬場はお客さまにも数多くの魚種をご提供できるようになります。
鍋でオススメなのは、やはりアンコウ、スケソウダラ、ムキカジカなど。また、唐揚げにオススメなのはギスなどですね。さらに焼き物にするならイシモチ、カナガシラ。煮付けにするならカレイなどもオススメです。
関東圏の『角上魚類』のお客さまには、初めて見るような珍しい魚も多くあるかもしれませんが、各魚種ごと、美味しく食べるオススメの調理法なども店頭でご紹介させていただきます。ぜひこの時期ならではの美味しい魚をご賞味いただければ幸いです」(中越さん)
日によって入荷が異なる「旬の魚」を見て回るだけでも楽しいものです
日によって異なる『角上魚類』の魚種のラインナップですが、特にこの時期は「冬場が旬」の美味しい魚が数多く並びます。あなた好みの調理法を意識して魚種を選ぶもヨシ、初めて見る魚を選んで、食べ方をスタッフの方に聞くもヨシです。ぜひ『角上魚類』の「冬場の魚」を美味しく食べてくださいね!
(撮影・文◎松田義人)
●DATA
角上魚類
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