カラアゲニストも感激! 江東区有明『くらふと』の巨大な「骨付きもも肉の一本揚げ」が劇的に旨い
『こだわりから揚げの酒処 くらふと』の「日向鶏の骨付きもも肉の一本揚げ」。重量は約500g! | 食楽web
からあげブームの昨今、日々“から活”に明け暮れているカラアゲニストである筆者のもとには新店オープン情報が寄せられることが珍しくありません。今回ご紹介するのもそんな店の一つ。その名も『こだわりから揚げの酒処 くらふと』。
複数の情報提供者のウワサによれば「今年10月に江東区有明にオープンしたお店」、「骨付きモモ肉の一本揚げがうまい」「夜は居酒屋もやっているらしい」「いろんな部位のからあげがある」「味のバリエーションが豊富」などなど、興味をそそられるものばかり。
りんかい線・国際展示場駅の改札を出てすぐのところにある『こだわりから揚げの酒処 くらふと』
ですが、やはり百聞は一食に如かず。食べてみなければ何もわかりません。そこで向かったのは、りんかい線・国際展示場駅。改札を出てすぐのところにお目当てのお店『こだわりから揚げの酒処 くらふと』があります。店名からもイメージできる通り、クラフトビールとからあげが楽しめるお店です。そのからあげの味やいかに? 何はともあれ入店&実食です!
「骨付きもも肉の一本揚げ」の味わいは?
ナイフとフォークで食べやすい大きさにカットしていただきます
こちらの看板メニューは「日向鶏骨付きもも肉の一本揚げ」(1320円)。日向鶏といえば宮崎県産の銘柄鶏で、低脂肪、低カロリー、低コレステロールの3拍子揃ったヘルシーチキンとして人気を集める鶏です。待つことしばし。重さ約500g、最大幅は約20cmという巨大な骨付き肉が登場しました。うーん、見るからに美味しそうです! 骨をつかんでガブリといっても大丈夫ですが、ナイフとフォークもあるので食べやすい大きさにカットしつついただきます。手を汚さなくていいので助かりますね。
支配人の山田航也さんによると、醤油ベースの漬けダレにしっかり漬け込んで味付けしているとのこと。なるほど、歯を入れてみれば納得。漬け込み具合がバッチリで、大変やわらかく仕上がっています。肉汁をたっぷりたたえた日向鶏の肉が、“プリン”とした歯ざわりと舌ざわりでたまりません。
肉汁もたっぷりでプリンとした食感
衣は片栗粉:小麦粉=1:1とのこと。シャリッと爽快食感で、肉汁となじんで奥歯の上でシャリシャリと音をたてながら溶けていくのがいい。骨付きの部位なので旨みも強く、気づけば肉は食べ尽くして、骨だけの状態になっていました。あまりの美味しさに、筆者も骨抜きにされてしまいそう。まさに一本揚げの“一本勝ち”といったところです。
モモ肉塩からあげとムネ肉バジルチーズも絶品!
「もも・塩」(左)と「むね・バジルチーズ」(右)
このほかにレギュラーサイズのからあげも豊富で、筆者がまず注目したのは「もも・塩」(1個・130円)。これはめちゃくちゃウマいです。塩麹で味付けをしているとのことで、塩の旨みのほか、麹特有のほのかな甘みも感じられ、何個でも食べたくなる味。
やさしいイメージただようネーミングの「むね・バジルチーズ」(1個・150円)は、バジルのさわやかな風味とチーズのミルキーな味わいがいきなり斬り込んでくるアグレッシブさがあります。あっさりしたムネ肉との相性は抜群のイタリアンテイストのからあげです。
「もも・激辛」。唐辛子たっぷりで見ただけで汗が噴き出しそうですが、ビールに合うこと間違いなし
そして注目は「もも・激辛」(1個・160円)。唐辛子がたっぷりと盛り付けられ、見ただけで口から炎が噴き出してきそうです。「通常のモモ肉の醤油からあげを、唐辛子やラー油などで味付けしています」と山田支配人。恐る恐る食べてみると、たしかにビリッとした刺激が舌の上を駆け抜けていきます。ひと口目で額には汗がじんわり。しかし想像したほどには辛くなく、むしろ旨みが加味されているようです。あっという間に1個をペロリ完食できてしまいました。ビールはもちろん、白ワインにも合わせてみたくなるからあげです。
このほか醤油ベースのムネ肉や手羽元、手羽中、甘辛の手羽元、辛味の手羽中などもいただきましたが、どれもすごく美味。からあげ好きとしては、種類豊富なのは嬉しいですね。醤油、塩、辛味、甘辛は4部位の盛り合わせもオーダーできるので、いろんな部位を味わいたい人にはこちらがオススメ。ちなみにランチタイムには、最初にご紹介した一本揚げを定食で味わうこともできますよ。
●SHOP INFO
店名:こだわりから揚げの酒処 くらふと
住:東京都江東区有明3-7-2 2F
営:ランチ11:30~14:00(13:30LO)
ディナー16:00~22:00(21:30LO)
休:日曜
●著者プロフィール
松本壮平
ライター・編集者。一般社団法人日本唐揚協会認定カラアゲニスト。生まれも育ちも「からあげの聖地」である大分県中津市。美味しいからあげを求めて東奔西走する「から活=からあげ探索活動」に明け暮れている。