「負けから学び感謝を」 東京五輪柔道金メダル高藤選手が高校生に講演
東京オリンピック柔道金メダリストで下野市出身の郄藤直寿選手が22日、栃木市内で高校生に向けて夢を目標に代えたことの経験を語りました。
栃木翔南高校の創立16年を記念して行われたもので、東京オリンピック柔道男子60キロ級で金メダルを獲得した郄藤選手がおよそ560人の生徒を前に「夢を目標に変える力」をテーマに講演しました。
郄藤選手は柔道で勝つためには何をすればよいか目的意識を持って取り組み、高校3年生のときに出場した成人も参加する全国大会や国際大会で結果を残したことが夢だったオリンピックが目標に変わるタイミングだったと振り返りました。
そして、金メダルを獲得できた要因に試合の負けや失敗から学んだことを繰り返したことと周囲のサポートをあげ、感謝の気持ちをしっかり考えられるようになったことが結果につながったと語りました。
講演の後、生徒からの体重管理やアスリートの心がまえなどの質問にユーモアを交えながら応えていました。