栃木県では、海外から観光客を呼び込むインバウンド対策として福田富一知事が駐日大使館を訪れ、栃木の魅力をPRするトップセールスを行っています。

その大使館外交を経てベトナム社会主義共和国の首相が来週、来県することが19日に明らかになりました。

来県するのはベトナム政府のトップ、ファム・ミン・チン首相や政府の高官、そしてベトナムの企業訪問団などで100人ほどの規模となります。

11月22日から4日間、日本を訪れる予定でこのうち23日に栃木県を訪れ福田知事と会談をしたあと、ベトナムの企業と栃木県側の企業合わせて60社ほどが参加する投資に関する会議に出席します。

県によりますと、海外から栃木県へ公式の賓客が訪れるのは1996年のベルギー国王、そして2003年のモンゴル大統領以来だということです。

海外への魅力発信を巡っては県は去年、国際基準を満たす食肉加工施設を県内で初めて稼働させるなど県産品の輸出に力を入れています。

知事の主催で行われるファム首相との会食では県産品を使った料理をふるまう予定で、福田知事は今回の来県を通してベトナムでの知名度向上を目指します。