テュレーン大学で自然災害を研究するスティーブン・ネルソン教授の研究によれば、隕石(いんせき)が当たって死んでしまう割合は160万分の1とのことで、よほど不幸でなければ隕石が衝突して命を落とすことはなさそうですが、なんと空から頭にめがけて降ってきた隕石を奇跡的な確率で回避した女性が話題になっています。

Woman rocked awake by meteorite chunk crashing into her bedroom | CBC News

https://www.cbc.ca/news/canada/british-columbia/meteorite-crashes-into-womans-bedroom-golden-bc-1.6207904

奇跡的な体験をしたのは、カナダ・ブリティッシュコロンビア州に在住のルース・ハミルトンさんです。ある日、ハミルトンさんが自宅で寝ていたところ、近所の犬がほえる声で目を覚ましました。次の瞬間に爆発音が鳴り響き、ハミルトンさんの目の前は巨大な爆発と破片でいっぱいになったとのこと。ハミルトンさんはすぐにベッドから飛び降りて電気をつけ、急いで警察に電話したそうです。

オペレーターからいくつか質問されているうちに落ち着いてきたハミルトンさんがふと自分が寝ていたベッドを見ると、巨大な隕石が目に飛び込んできたとのこと。

以下が実際にハミルトンさんのベッドの上に鎮座する隕石。

天井には、隕石が突き破ってできたであろう穴がありました。そして、隕石の落下地点はまさにハミルトンさんが寝ていたベッドの枕の場所で、ハミルトンさんの頭があった場所からほんの10センチほどの距離。もしハミルトンさんが一度でも寝返りを打っていたら、隕石で頭が砕け散っていた可能性も十分ありました。

当初、ハミルトンさんはベッドの上にある物体が隕石であることに気づかなかったとのこと。調査にきた地元警察も、近くの建設現場から何かの破片が飛んできたのではないかと疑ったそうです。しかし、地元警察が周辺一帯から聞き込みを行っても、建設現場付近で爆発を目撃した人はおらず、むしろ「大きな流れ星を見た」「轟音を聞いた」という証言が得られたそうです。

そこで、ウェスタンオンタリオ大学の専門家チームらに連絡して調べてもらったところ、「ベッドの上にある物体は隕石で間違いない」ことが判明しました。ウェスタンオンタリオ大学天文学部のピーター・ブラウン教授は「現場の状況がすべて隕石の落下であることを示していました。同時に明るい火球が同時に見られたという事実はそれを裏付けています」とコメントしています。

記事作成時点で隕石はブラウン教授の研究チームによって調査中ですが、ブラウン教授は「隕石は太陽系の小惑星帯から飛んできたのではないか」と予想しています。