「台湾との国交回復を」米議員がバイデン氏に書簡 中国の軍事圧力強化で

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(ワシントン中央社)中国が台湾への軍事圧力を強めている問題で、米下院議員4人が5日、バイデン大統領に連名で書簡を出し、台湾との国交回復を検討するよう求めた。

書簡を出したのは、野党・共和党のトム・ティファニー議員ら。書簡では1979年、中国と国交を結ぶに当たり制定された台湾関係法で、台湾の将来を平和的手段以外によって決定しようとする試みは、西太平洋地域に対する脅威と見なすと定めていることに触れ、中国にこれを順守する意思がないのは明らかだと指摘。「米国は中国との関係を見直し、カーター政権時に北京の強い主張の下、台湾と断交した決定を覆すときが来た」と訴えた。

今月初め、中国軍機による台湾の防空識別圏(ADIZ)進入が相次いだ。1日から5日までの5日間で累計150機に達し、4日には一日の進入数として最多の56機に上った。

(徐薇婷/編集:楊千慧)