大会9日目の17日、両チーム合わせて3人もの退場者が出た荒れ試合イタリア対USAは1−1の引き分けに終わった。W杯グループリーグ組み合わせ抽選会後ベッケンバウアーが「アルゼンチンのC組、イタリアのE組が厳しい展開になる」と語ったようにE組は現在イタリア「4」、チェコ、ガーナ「3」、USA「1」と混戦模様。イタリアはチェコとの最終戦で引き分け以上の結果で他結果に関係なく決勝トーナメント進出が決まるが、負けた場合はガーナ対USA戦の結果次第となった。

試合後、日韓大会でイタリアを指揮したジョバンニ・トラパットーニ(67)は「最悪だ。歴史は繰り返される」と報道陣に語り始めた。トラパットーニは「ザッカルドのオウンゴールで全てが台無しになった。注意力に欠け、経験に乏しい。10対9と言う数的優位の状況でチームは戦略を間違えた。今後、批判が噴出するだろう」と1−1に終わった試合を強烈批判した。

イタリア、チェコ、ガーナ、USAと全ての国に予選突破の可能性が残るグループリーグE組最終戦。シード国の名誉を賭け22日、イタリアはネドベド率いる強豪チェコと対戦する。