AQUOS zero6

シャープがスマートフォンAQUOSとして初めて5Gミリ波に対応した「AQUOS zero6」を発表しました。2021年秋以降に発売します。ソフトバンクとKDDIが取り扱いを発表しています。

本製品は、4倍速表示対応のOLEDディスプレイや4010mAhバッテリー、SDカードトレイ、イヤホンジャックなどを備えたスマートフォン。重量が約182g(AQUOS zero5G basic)から約146g(AQUOS zero6)になり、先代よりも大幅な軽量化を果たした格好です。

この軽さを実現できた理由について同社は『筐体の素材にマグネシウム合金フレームを採用し、徹底的に無駄をそぎ落とした構造にしたことで、本体厚を7.9mmにできた。また、背面に薄型バックパネルを採用した』と説明します。

ディスプレイサイズと解像度は、先代「AQUOS zero5G basic」と同じ6.4インチの2340 x 1080。ハイレスポンスモードと登録ゲーム設定を有効にしたアプリであれば、無効時の4倍速(240Hz)で駆動することに加え、フレーム毎に黒画面を挿入。これにより、動きの激しいゲーミングも残像を抑えてプレイできます。なお、アプリ側の仕様により、240Hz表示にならない場合があるとのこと。

また、ディスプレイには最大2mの高さからの落下に耐えることが可能なCorning社の「Gorilla Glass Victus」を採用します。軽さや視認性だけでなく、耐久性も担保しているとしています。

AQUOS zero6 は10億色の最大表示可能色数を有する。また、ステレオスピーカーも搭載する

また、フラグシップモデル「AQUOS R6」(2021年夏発売)のカメラ画質技術を応用し開発した新画質エンジン 「ProPix3」を搭載。同社いわく、ノイズリダクションやエッジ強調処理により、輪郭などのディテールをより自然に表現するほか、広いダイナミックレンジでさまざまなシーンを美しく捉えることが可能とのことです。

背面側はトリプル仕様(いずれも電子式手ブレ補正機能に対応)で構成は次の通り。

標準……約4800万画素(f/1.8レンズ、広角79度、焦点距離26mm相当)

広角……約800万画素(f/2.4レンズ、超広角120度、焦点距離15mm相当)

望遠……約800万画素(f/2.4レンズ、望遠45度、焦点距離53mm相当)

ToF

なお、背面側は暗所でのピント調整に使うレーザーAFを備えるほか、撮影した写真のブレを除去できる「ブレクリーナー」機能を搭載しています。

ディスプレイ側のインカメラは約1260万画素(f/2.3レンズ、広角78度、焦点距離27mm相当)です(上記はすべて35mm換算)。

このほか、決済アプリを一瞬で起動可能な「Payトリガー」や、指定場所にいくとテザリングが自動でONになる「テザリングオート」など、2020年秋モデルで加わったAQUOSならではの機能も継承されています。

OS……Android 11

SoC……Qualcomm Snapdragon 750G 5G mobile platform 2.2GHz/2+1.8 GHz/6

内蔵メモリ……RAM 8GB / ROM 128GB

5G……Sub6 + ミリ波

無線LAN……IEEE802.11a/b/g/n/ac

Bluetooth……Ver.5.1

防 水 / 防 塵……IPX5・IPX8 / IP6X

生体認証……顔認証、画面内指紋認証

そのほかの機能……FeliCa(おサイフケータイ) / NFC / DSDV / eSIM

AQUOS