パン屋激戦区・三軒茶屋!本当におすすめの10店

1. ヴィンテージ雑貨に囲まれたカフェを併設「ヌクムク」

2016年に練馬区中村橋から移転オープンした「Nukumuku(ヌクムク)」。三軒茶屋と下北沢を結ぶ茶沢通り沿いにある、一見雑貨店を思わせるカラフルな外観が目を引きます。

パンを販売するのは1階で、2階にはカフェを併設。カフェではヴィンテージな空間で、スイーツ系からハンバーガー、人気の食パンを使ったサンドイッチまで豊富に楽しむことができます。

B.L.Tサンド

食感がモチモチでほのかな甘みのある食パンを使ったカフェメニュー「B.L.T サンド」です。このサンドイッチに使われる、風味豊かなベーコンもマヨネーズも自家製。具材が食パンからはみ出るほど、ボリューム満点です。

初めて訪れる方にはカフェで提供される、モーニングメニュー「パンの盛り合わせ 」(11時まで)がおすすめ。

7~8種のパンが木のプレートにのって運ばれてきます。食べきれない場合はテイクアウトも可能です。

店舗情報

店舗名:nukumuku(ヌクムク)
公式SNS:facebook.com/boulangerie-nukumuku-214743271897238/
電話番号:03-6805-5411
最寄駅:東急田園都市線「三軒茶屋」駅 徒歩約8分
郵便番号:154-0004
住所:東京都世田谷区太子堂5-29-3
市区町村:世田谷区
町域:太子堂5-29-3
営業時間:火~木、日・祝1F 8:00~20:002F 9:30~18:00(金・土~20:00)
定休日:月曜、第1・3・5火曜

2. ユニークな人気パン屋!「ジュウニブンベーカリー 三軒茶屋本店」

こだわりのベーカリー「365日」系列の「JUNIBUN BAKERY(ジュウニブンベーカリー)三軒茶屋本店」がオープンしたのは2020年5月。新宿に続いて、三軒茶屋にオープンしたお店にはパンとケーキのほか、お花の販売コーナーもあります。

ビル1階にあるお店に足を踏み入れると、高い天井にドライフラワーが吊るされ、壁側にはパンとケーキが並ぶシックなショーケースが。「GOOD DINING, GOOD FEELING」をコンセプトにした素敵な空間が待ち受けています。

風船パン

お店のシグネチャーといえるのが「風船パン」です。加水率120%と水分をたっぷり使用しているこのパンは、焼いているときに生地から出る蒸気が風船のように膨らむことが名前の由来。

実際にパンをちぎってみると中には大きな気泡があり、食感はモチモチ。バターの風味がが口いっぱいに広がります。そのままでも、ジャムや蜂蜜と合わせるのもおすすめ。バルーン型のかわいいパッケージで、手土産に喜ばれますよ。

店舗情報

店舗名:JUNIBUN BAKERY(ジュウニブンベーカリー)三軒茶屋本店
公式SNS:instagram.com/junibun_bakery/?hl=ja
電話番号:03-6450-9660
最寄駅:東急田園都市線「三軒茶屋」駅 徒歩約5分
郵便番号:154-0024
住所:東京都世田谷区三軒茶屋1-30-9 三軒茶屋ターミナルビル 1F
市区町村:世田谷区
町域:三軒茶屋1-30-9 三軒茶屋ターミナルビル 1F
営業時間:9:00~19:00
定休日:不定

3. 三茶の裏路地にある名店「ラ バーズ スクレート ドウ ギャマン」

予約の取れないフレンチレストランとして知られる「AU GAMIN DE TOKIO(オー・ギャマン・ド・トキオ)」が開業した「La Base Secréte du GAMIN』(ラバーズスクレートドウギャマン)」。

太子堂商店街から路地に入ったところに佇むお店は、知る日ぞ知る存在です。お店の前に張り出したウッドデッキでは、焼きたてのパンや美しいケーキなどを楽しむ人たちの憩いの場になっています。

ミルクフランス

お店では食パンをはじめ、フランスパン、サンドイッチ、スイーツ系までラインアップ。筆者のおすすめは注文を受けてからフランスパンに練乳バターを絞る「ミルクフランス」です。作っている様子をガラス越しに見ることができますよ。

でき立てのミルクフランスを頬張るとミルキーなクリームがたっぷり。なお、ミルクフランスにつめられるクリームはショコラも用意されています。チャンスがあれば、ミルククリームと食べ比べてみるのも良いでしょう。

店舗情報

店舗名:La Base Secréte du GAMIN(ラ バーズ スクレート ドウ ギャマン)
電話番号:03-5787-8374
最寄駅:東急田園都市線「三軒茶屋」駅 徒歩約4分
郵便番号:154-0004
住所:東京都世田谷区太子堂2-23-10 1F
市区町村:世田谷区
町域:太子堂2-23-10 1F
営業時間:8:30~20:00
定休日:不定休

4. パリを思わせる本格的な味わい「ブーランジェリー ボネダンヌ」

三軒茶屋と三宿の中間にある「BONNET D'ANE(ブーランジェリー ボネダンヌ)」はバルーン型の白いひさしとメニューを書いた黒板が目印のお店。

パリで腕を磨いたシェフがオープンさせたお店に足を踏み入れると、フランスの歴史あるブーランジェリーにトリップした気分に浸れますよ。

3~4人しか入れないこぢんまりとした店内では、定番のバゲットやカンパーニュ、クロワッサン、スイーツ系のパン、焼き菓子など約30点が並んでいます。

木いちごのタルティーヌ

おすすめは注文を受けて作られるタルティーヌやサンドイッチ類。

人気のバゲットを使った「木いちごのタルティーヌ」は、バターの上に自家製の木いちごジャムがたっぷり塗られた本格的な逸品です。木いちごの酸味と甘みが絶妙。作り立てをすぐに食べられるよう、ペーバーに包まれて提供されます。

また、ブリーチーズとクルミを挟んだ「ブリノア」(写真奥 770円 税込)も注文を受けてから作られるメニュー。弾力のあるバゲットと具材が渾然一体となり、口の中をしあわせで満たしてくれます。

店舗情報

店舗名:BONNET D'ANE(ブーランジェリー ボネダンヌ)
公式SNS:instagram.com/boulangerie_bonnetdane/
電話番号:03-6805-5848
最寄駅:東急田園都市線「三軒茶屋」駅 徒歩約12分
郵便番号:154-0005
住所:東京都世田谷区三宿1-28-1 Sofi三宿 1F
市区町村:世田谷区
町域:三宿1-28-1 Sofi三宿 1F
営業時間:9:00~17:00
定休日:月曜・火曜

5. 看板商品は白トリュフの塩パン!「トリュフベーカリー」

2020年7月にリニューアルオープンした「Truffle BAKERY(トリュフベーカリー )」は三軒茶屋の人気ベーカリー。リニューアル後は、以前はなかった曲線のカウンターにパンが並び、選びやすくなりました。

トリュフを使用した日本初のパン屋さんとして門前仲町に1号店を、ここ三軒茶屋が2号店に。高級食材のトリュフを使ったパンだけでなく、バゲットやクロワッサン、惣菜系、スイーツ系などのパンも充実していますよ。

白トリュフの塩パン

看板商品はなんといっても「白トリュフの塩パン」。塩気とトリュフがかもす絶妙なうまみに虜になっているリピーターも多いです。

見た目は普通のロールパンですが、生地にはイタリアの白トリュフ、フランス・ゲランドの塩、黒トリュフを練りこんだバターなど、リッチな材料を使用。もっちりと弾力があり、素朴な見た目とは裏腹にグラマラスな存在感を放っています。

また、ラムレーズンバターを使った塩パンもおすすめ。甘みと塩気が溶け合って絶品ですよ。

店舗情報

店舗名:Truffle BAKERY(トリュフベーカリー )三軒茶屋
公式SNS:https://www.instagram.com/trufflebakery/
電話番号:03-6805-3223
最寄駅:東急田園都市線「三軒茶屋」駅 徒歩約3分
郵便番号:154-0004
住所:東京都世田谷区太子堂2-24-5 1F
市区町村:世田谷区
町域:太子堂2-24-5 1F
営業時間:9:00~21:00
定休日:不定

6. 三茶で人気のイタリアンが開業した「ミカヅキ堂」

三軒茶屋で人気のイタリアンレストラン「ヨーロッパ食堂」がお店近くに開業したパン屋「ミカヅキ堂」。茶沢通りから一本中に入った、飲食店やヘアサロン、雑貨店などが立ち並ぶ細い道にお店を構えています。

作り手は学生の頃から友人だったという、パン職人とヨーロッパで研鑽を積んだ料理人。このふたりがタッグを組んで送り出すパンは、良質な素材を用いた、あたたかみのあるものばかりです。

クリームパン(右)、ミカヅキブリオッシュ(左)

ファンが多いのは「クリームパン」。フンワリとしたブリオッシュ生地に、バニラビーンズの香り豊かなカスタードクリームがつめられた濃厚な味わいです。

いつも筆者がクリームパンとともに買うのは「ミカヅキブリオッシュ」。三日月型のブリオッシュは柑橘系のピールやチョコレートなど、季節によって味わいが変わります。

まるで、クリームパンが太陽、ミカヅキブリオッシュが月を表しているよう。このペアを差し入れにすると喜ばれます。

店舗情報

店舗名:ミカヅキ堂
電話番号:03-6453-4447
最寄駅:東急田園都市線「三軒茶屋」駅 徒歩約3分
郵便番号:154-0004
住所:東京都世田谷区太子堂4-26-7
市区町村:世田谷区
町域:太子堂4-26-7
営業時間:10:00~19:00
定休日:水曜

7.「ペリカン」のパンを使った逸品が大人気!「コーヒー&トースト」

開店前から行列ができる「Coffee&toast(コーヒー&トースト)」。浅草の老舗ベーカリー「ペリカン」の食パンを使ったトーストのアレンジメニューが話題を集めています。

店長は昔から「ペリカン」の食パンの大ファン。このパンを使ったトースト屋を開店してしばらくは、シンプルなトーストメニューを4種類ほど提供していましたが、やがては見た目が映えるさまざまなアレンジメニューを展開することに。

今ではSNSで拡散されたメニューを一度味わいたい!というお客があとを絶たない人気店になりました。

ゴマ香る揚げあんバター

昔はスナックだったお店には大きなカウンターテーブルがその名残を伝えています。お店の壁には、スイーツ系から食事系まで、さまざまなメニューを描いたイラストがびっしり。ざっと数えただけで20種以上はありますが、まだまだメニューを開発していくそうです。

「ゴマ香る揚げあんバター」はゴマをまぶして揚げた厚切りのパンに小豆とバター、ゴマのペーストを挟んだインパクティブな見た目。

ゴマの風味が香ばしいパン、具材の甘みとバターの塩気が口の中で混ざり合うと至福のひととき。見た目のボリュームとは裏腹に、意外にもサクサクいただけます。

ほかにも食パンのなかにプリンが入っている「プリンパン」や「ミルフィーユチーズハムカツサンド」、「クラムチャウダーぱん」なども。お昼過ぎにはなくなってしまうこともあるので、お早めに。

店舗情報

店舗名:Coffee&toast(コーヒー&トースト)
公式SNS:https://www.instagram.com/coffeetoast2/?hl=ja
電話番号:050-5532-9684
最寄駅:東急田園都市線「三軒茶屋」駅 徒歩約5分
郵便番号:154-0024
住所:東京都世田谷区三軒茶屋1-5-16
市区町村:世田谷区
町域:三軒茶屋1-5-16
営業時間:9:00~14:00
定休日:不定

8. アートを感じるクロワッサン専門店「エポック パー プラット」

東京初のクロワッサン専門店としてオープンした「époque par Plat(エポック パー プラット)」。建築事務所が運営するというユニークなお店です。

1号店は烏山川緑道から1本中に入った商店街に。そして2号店を三軒茶屋のランドマークであるキャロットタワーにほど近い立地に構えました。

ビル1階にあるお店は間口が狭く、看板もさりげなく掲げられているので、通り過ぎないようにご注意ください。カウンターに数種並んだクロワッサンが、ジュエリーブティックのよう。近所のお客さんも多く、地域に根ざしている一軒です。

クロワッサンクラシック

扱うパンはクロワッサンのみという潔さ。開業前に「地域の人に愛されるパンは何だろう?」と考えたところ、クロワッサンに決まったそう。そんなクロワッサンは石臼引きの粉、ハチミツ、きび砂糖、北海道産のバターなど、からだにやさしい食材を用いて焼かれます。

定番の「クロワッサンクラシック」のほか、レモンの皮を生地に練りこんだ夏限定の「レモン」(写真右奥、420円 税込)など数種。

黄金色に焼かれた皮はパリパリサクサク、中身はふわふわモッチリとした食感と鼻先をくすぐるバターの豊かな風味で楽しませてくれます。オリジナルのスタイリッシュなバッグも販売されているので、クロワッサンをつめて届けてはいかが?

店舗情報

店舗名:époque par Plat(エポック パー プラット)
公式SNS:https://www.instagram.com/plat.inc/
最寄駅:東急田園都市線「三軒茶屋」駅 徒歩約3分
郵便番号:154-0004
住所:東京都世田谷区太子堂4-25-6
市区町村:世田谷区
町域:太子堂4-25-6
営業時間:水~金曜 10:00~14:30土・日10:00~16:00
定休日:月曜・火曜

9. 三茶に根付くパン屋さん「濱田家」

2000年、世田谷通り沿いにオープンした「 濱田家(はまだや) 三軒茶屋本店」は、今では三茶住民のお母さん的なパン屋。以前はお寿司屋さんだったお店を改装し、「和」をテーマにしています。

藍染めの暖簾、引き戸、美しい年季を感じさせる木壁のお店に入ると、元お寿司屋さんだけに、ネタケースにパンが並んでいますよ。

小麦や酵母といったパン作りの基本素材を生かしたパンは、和惣菜を具材にしたラインアップが人気です。

豚の角煮パン

国産バターをたっぷり使用した「デニッシュ食パン プレーン」や、赤えんどう豆がふんだんに使われた「豆パン」も人気ですが、ランチタイムに買っていく人が多いのが和風総菜パン。

「豚の角煮パン」は、ジューシーな豚角煮がゴロっと入ったボリューミーな惣菜パンです。また、自家製の具材がぎっしりつまっている「ひじきパン」や「きんぴらパン」も。

栄養が偏りがちなときのお助けマン的なパンが集まっていて、今や三茶になくてはならない存在です。

店舗情報

店舗名:小麦と酵母 濱田家(はまだや) 三軒茶屋本店
公式SNS:https://www.instagram.com/hamadaya.japan/
電話番号:03-5779-3884
最寄駅:東急田園都市線「三軒茶屋」駅 徒歩約5分
郵便番号:154-0024
住所:東京都世田谷区三軒茶屋2-17-11 グレイス三軒茶屋102
市区町村:世田谷区
町域:三軒茶屋2-17-11 グレイス三軒茶屋102
営業時間:月~金 8:30 ~ 19:00土・日・祝 8:00 ~ 20:00
定休日:なし

10. パン愛好家が支持する有名店「シニフィアン シニフィエ」

「医食同源」「唯一無二」をコンセプトにした「Signifiant Signifie(シニフィアン シニフィエ) 世田谷本店」。東京を代表するブーランジェリーとして、ご存じの方も多いでしょう。

低温長時間発酵のパイオニアとして多大な影響力をもつパン職人・志賀勝栄さんがオーナーシェフを務めるお店は、2020年11月に販売部門を三宿通りに移転オープン。

三軒茶屋駅から10分以上歩きますが、このお店の味を体験したいと遠方からでも多くの人が足を運びます。

フーガス

世田谷本店限定の商品が「フーガス」。フーガスとは南仏プロヴァンス発祥の食卓パンで、モッチリとした生地は塩気がベースです。

時期によって内容が変わり、この日はコーンとチーズを用いたフーガスでした。テイクアウトして温め直すと、モッチリとしたパン生地にクリスピーなチーズの塩気がのった味わい。

なお、本店では全粒粉バゲットに無添加ハムや発酵無塩バターをサンドした「ジャンボン ブール」や「リコッタチーズと夏野菜サンド」などのお惣菜系のメニューも用意されています。店内はイートイン可能なので、作り立ての味をすぐに楽しみたい方は利用してはいかがでしょうか。

店舗情報

店舗名:Signifiant Signifie (シニフィアン シニフィエ)世田谷本店
電話番号:03-6805-5346
最寄駅:東急田園都市線「三軒茶屋」駅 徒歩約15分
郵便番号:154-0004
住所:東京都世田谷区太子堂1-1-11
市区町村:世田谷区
町域:太子堂1-1-11
営業時間:月~金 11:00~17:00土・日・祝 11:00~18:00
定休日:不定

三軒茶屋はパン屋巡りも楽しい!

渋谷に近く、下町と都会をミックスさせたような三軒茶屋には、さまざまな業態の飲食店がひしめくなかに個性的なパン屋があります。実は10店に絞るのが大変だったほど、この街には魅力的なパン屋がまだまだあるのです!

職人技がいきた有名店のほか、最近ではSNSで拡散されて行列必須のお店もあり、それらを目当てに遠方から訪れる人も少なくありません。

どのお店にも開業のストーリーがあり、ゆずれないこだわりをもって毎日パンを焼いています。三茶でパン屋を探すなら、ぜひこの記事を参考にしてくださいね。皆さんが運命のパンと出会えることを願っています。

※ 記事の内容は、公開時点の情報です。記事公開後、メニュー内容や価格、店舗情報に変更がある場合があります。来店の際は、事前に店舗にご確認いただくようお願いします。