冷凍アボカドでふんわりサクサク!「アボカドとコーンのひと口かき揚げ」【調理家電でラク家事ごはん #12】

揚げたアボカドのおいしさに驚く「アボカドとコーンのかき揚げ」

これまでに冷凍アボカドを使ったサラダ、炒め物のレシピをご紹介してきましたが、今回は揚げ物です。冷凍アボカドはどんな食材にもどんな調理法にもマッチして、しかも切る手間なしの優れもの。包丁とまな板を洗わなくて済むのもうれしいですね。

レシピを教えてくれたのは、今回もアボカド料理研究家の緑川鮎香先生。

材料(2人分)

・冷凍アボカド(ダイス)……80g
・冷凍コーン……50g
・薄力粉……大さじ2杯
・片栗粉……大さじ1杯
・水……大さじ2杯
・カレー粉・塩……適量(1:1の割合で)
・ハーブソルト……適量
・パセリ(あれば)……適量

「アボカドは、コーンの大きさに合わせてやや小さめの1~1.5cm角がいいですね」

作り方

調理時間:10分

1. 冷凍アボカドとコーン、粉類を混ぜ合わせる

アボカドとコーンは解凍せず、そのままボウルに入れて小麦粉、片栗粉とよく混ぜ、水を加えてさっくりと混ぜ合わせます。

「アボカドは凍ったままのほうが型崩れしにくく、水も冷たくなるので一石二鳥。揚げ物用にあえて冷水を用意する必要がありません。片栗粉は仕上がりのサクサク感を増すために加えました。水を入れたあとは混ぜすぎないよう注意してください。

コーンはドライパックや缶詰でもOKです。コーン以外の具材では、ミックスベジタブルや枝豆もおすすめです」

2. フライパンに油を入れ、1を落とし揚げにする

フライパンに深さ5mm程度に油を入れて180℃に熱し、スプーンで 1を8等分して揚げます。

「かき揚げの具材がしっかり火の通らなくていいものなので、表面がおいしそうな色に揚がったら完成です。今回は直径20cm程度のフライパンを使用して揚げ焼きにしました。油の量も少なくて済みますし、オープンオムレツを作るときにも重宝するサイズ感で、ひとつもっていると便利ですよ」

3. 盛り付ける

油を切って器に盛り付け、パセリを飾り、カレー塩とハーブソルトをそれぞれ小皿に入れて添えます。

「カレー塩は、カレー粉と塩を1:1で作りましたが、好みの割合でOKです。揚げたてをすぐに召し上がってほしいですね」

外カリ中はふわ!名脇役のカレー塩でオツな味わいに

揚げたてをそのままほおばると、心地よいカリッとした歯応えに続き、アボカドのやわらかな食感と風味が口いっぱいに。プチプチッとしたコーンの歯ごたえも楽しく、良いアクセントとなっていました。カレー塩をちょんとつけて味わえば、やさしい味わいのかき揚げが、ほのかにスパイシーな大人のおつまみに変身します。

「私、以前は加熱したアボカドが少々苦手だったのですが、あるとき思い立ってフライにしたところ、あまりにおいしくて驚いたのです。以降、さまざまなアボカド料理を研究することになりました。普段アボカドを食べない息子もフライにすると手を伸ばします(笑)」

ちなみにアボカドフライは最初に水溶き小麦粉を絡ませてから、その上に小麦粉をはたくとカリッ、サクッと揚がるそう。

「揚げたアボカド未体験の方は、今回のかき揚げをぜひ試してみてください」

次回は「アボカドとチキンの香草パン粉焼き」です

次回ご紹介する冷凍アボカド活用レシピは、「アボカドとチキンの香草パン粉焼き」。手の込んだ料理に見えるかもしれませんが、実は究極のお手軽レシピなのです。もちろん味は保証付き。楽しみにお待ちください!

取材・文/神谷真樹
撮影/木下 誠