もやしナムルの基本レシピをご紹介!調理師おすすめのアレンジ5選も

【基本】もやしナムルの作り方

調理時間:10分

韓国家庭料理の定番「もやしナムル」。ナムルも日本の家庭料理と同じく、作り方や材料がさまざまです。この記事では味付けが「塩・にんにく・ごま油」のみの、手軽でシンプルなナムルの作り方をご紹介します。

ちなみに、韓国では豆もやし(コンナムル)を使ったナムルが一般的で、そのまま「コンナムル」と呼んだり「コンナムルムチム」と呼んだりするんですよ。それでは、詳しい材料と手順を見ていきましょう。

材料(2~3人分)

・豆もやし(普通のもやしでも可)……1袋(200g)
・すりおろしにんにく……小さじ1/2杯
・塩……少々
・ごま油……小さじ2杯
・炒りごま……適量

作り方

1. 豆もやしを沸騰したお湯でゆでる

ここがポイント!

沸騰したお湯にもやしを入れて、合計2分間ゆでていきます。大事なポイントは、ゆですぎないこと。本場のもやしナムルは、シャキシャキした食感が特徴です。ちゃんと火を通しつつも、やわらかくなりすぎないように、ゆで時間は2分を守ってください。

もやし全体がお湯に浸からない場合は、途中で上下を反転させましょう。「少しかたいかな?」と思っても、余熱で火が通って少しやわらかくなります。

2. もやしをザルにあげ、水気を切る

2分間ゆでたもやしをザルにあげ、ざっと水気を切ります。このとき、水にはさらしません。もやしを水にさらすと、ナムルが水っぽくなりやすいので注意しましょう。

3. 調味料で味付けをする

もやしが熱いうちに塩とすりおろしにんにくを加え、味を調えます。ちょうどよい塩加減になったらごま油を入れ、全体に絡めましょう。最後に炒りごまを指先でひねりながら加えて、完成です。

コツ・ポイント

もやしを食感よく仕上げる方法

豆もやしのナムルは食感が命。ゆで時間は2分を守りましょう。また、もやしの水気は手で絞って切らず、ザルを振って自然に切ります。手で水気を絞ると、もやしが折れてしんなりした食感になってしまうので気をつけてください。

ネギや唐辛子をプラスしてもOK

ここでご紹介したナムルは、かなりシンプルなレシピです。お好みで青ネギや長ネギの小口切り、唐辛子粉を加えて、彩りや風味をプラスしましょう。砂糖などで少し甘みを加えると、子どもも食べやすい味になります。

こんな食べ方も!ナムルのおすすめアレンジ5選

1. 素材の甘みをしっかり生かす!にんじんの炒めナムル

にんじんをじっくり炒めて素材の甘みを引き出した、シンプルな炒めナムルです。千切りのにんじんを3分の1のかさになるくらいまでよく炒めて、塩とごま油で味付けします。韓国料理はもちろん、どんな料理でも相性抜群です。

2. レンジで簡単!小松菜のナムル

暑いときにも火を使わずに電子レンジ作れる、小松菜のナムルはいかがですか?小松菜は一年を通してスーパーで購入できるので、常備菜にもぴったりですよ。

小松菜1袋は洗って4cm幅にカットし、電子レンジ600Wで3分加熱します。加熱したあと流水で急冷し、水気をよく絞って、すりおろしニンニク・しょうゆ・ごま油で和えたら完成です!

3. 韓国の定番おかず。切り干し大根ナムル

韓国では、切り干し大根のピリ辛な和え物「ムマルレンイ」が定番の常備菜。粉唐辛子と水あめ、しょうゆ、すりおろしにんにく・しょうが、ごま油で味付けをします。唐辛子がたっぷり入るので、ナムルのようであり、キムチのようでもあるおかずです。

使用する粉唐辛子は、できるだけ韓国産のものを選びましょう。一味唐辛子を使うと辛くなりすぎるので注意してください。甘辛い味付けとコリコリした食感が、一度食べたらやみつきになりますよ。

4. とろっとおいしい。なすのネギごまナムル

蒸してとろっと甘くなったなすに、たっぷりのネギとごまを絡めた、ご飯が進むナムルです。まな板不要・電子レンジ加熱で作れるので、ささっと副菜を作りたいときにもぴったり。そのまま食べるのはもちろん、豚しゃぶと一緒に食べるのもおすすめです。

味付けはすりおろししょうがとしょうゆ、酢、ごま油。電子レンジで蒸したなすを保冷剤などで急冷すると、皮のきれいな紫色がちゃんと残りますよ。

5. うまみたっぷり。きのこのナムル

しょうゆと砂糖で味付けする「きのこナムル」は、日本人にも馴染みのある甘辛い味で、ご飯がもりもり進みます。フライパンに手でほぐしたきのこを入れ塩をひとつまみ振ったら、焼き付けるようにじっくり炒めましょう。

きのこがしんなりして水分が飛んだら、しょうゆと砂糖、にんにくで味付けして完成です。凝縮されたきのこの旨みが、口の中いっぱいに広がるおいしさですよ。

ナムルをアレンジしてみよう!

野菜ひとつと塩、ごま油さえあれば、基本のナムルは手軽に作れます。加熱することでかさが減って野菜がもりもり食べられますし、日持ちするので常備菜にもおすすめです。

韓国ではもやしやほうれん草だけでなく、あらゆる野菜をナムルにして食べています。今回ご紹介したレシピやアレンジを参考に、さまざまなナムルを作って日々の献立に役立ててみてくださいね。