うなぎマニア厳選!人気チェーン店のうなぎ丼おすすめランキングベスト5

うなぎマニア厳選!人気チェーン店のうなぎベスト5

7月28日(水)は「土用の丑の日」……となれば欠かせないのは、うなぎです。本格的な鰻屋さんだとお値段がはりますが、最近は大手外食チェーン店でもお手頃な価格でうな丼やうな重が食べられるようになりました。

ただ「せっかくならおいしいものを選びたい!」ということで、各メディアでうなぎの魅力を発信し続けるうなぎマニアの高城久さんに、人気チェーン店でおすすめのうなぎベスト5を教えてもらいました。

「うなぎはお寿司のカテゴリーと同じなんです。チェーン店で手軽にサクッと食べたいときは、回転ずし。お店の雰囲気や職人さんの技を楽しみたいときは、高級なお寿司屋さんへ行きますよね。うなぎも同じです。今はどこでも2極化しているので、時と場合によって使い分けるといいですよ。

今回は、手軽に1,000円前後で食べられるリーズナブルなうなぎのチェーン店を選びました。なかなか侮れませんよ」

5位 とろける食感が魅力「吉野家 鰻重」

「うなぎにタレがしっかりついているので、山椒を染み込ませて食べるとおいしいんです。口の中でとろける食感がいい!やわらかめのうなぎが好きな人にはおすすめですよ。

うなぎは一枚盛から三枚盛まであるので、好きな量を選べるのも嬉しいポイントですね」

4位 小袋のタレ付き「オリジン弁当 うな重」

「オリジン弁当のうな重の魅力は、何といってもうなぎのタレが小袋で付いているところ。パックのごはんは白いままで、タレだくになっていないのがいいですね。

小袋のタレは、湯せんで1分温めるのがおすすめ。冷たいままだと醤油の角が立ち、しょっぱさが先にきますが、温めるとまろやかな味になるんです。小袋なので、自分の好みの量に調整できますよ。

うな重は脂がのったお手頃価格の中国産と、身がしっとりやわらかい鹿児島県産の2種類から選べます」

タレが余ったらTKGに

「うなぎのタレが余った場合は、卵かけごはんにして食べてみてください。温かいごはんにうなぎのタレをかけ、卵を割り入れて山椒をかけます。さっくり食べられるので、ちょっとした夜食にもピッタリです。

あとは、余ったタレを鶏の照り焼きや、すりおろした生姜と混ぜて生姜焼きにするのもいいですね。簡単なうえに食材がムダにならないので、いいことづくめです」

3位 ボリュームたっぷり「ガスト うなぎ蒲焼」

「おすすめポイントは、市販商品のなかでも僕が推している『GABAN』の山椒を使っているところ。普通の安価な山椒より香りがいいし、これを使うとは、わかってるな~と思いましたね。

うなぎも107gと、ご紹介する5つのなかでもっともボリューミー。焼き目もしっかり付いていて香ばしく、バランスもいいです」

2位 山椒がひと味違う「なか卯 うな重」

「とにかく錦糸卵と蒲焼の相性がめちゃくちゃいいんです。卵の甘さとうなぎのタレの甘さが絶妙。皮はやわらかめで、鼻から抜ける香ばしい香りが食欲をそそります。

もうひとつのおすすめポイントは、なか卯オリジナルの山椒『特製 京風山椒』を使用していること。柑橘系のさわやかな香りで、個人的にはこの山椒がご紹介する5つのなかで一番好きです。

うな重はうどんとのセット販売もあり、セットだと100~150円引きでお得。土用の丑の日は「う」が付くものを食べるのがよいといわれていますが、「う」が付くうなぎとうどんの2つを一緒に食べられるのも粋ですね」

1位 ふわトロ食感の「すき家 うな丼」

「うなぎは66gと控えめですが、肉厚でふっくらとしています。重さ以上にボリューミーで満足感がありますよ。お値段も一番リーズナブル。

タレがごはんにしっかりかかっていて、じっくり焼かれたような皮の香ばしさもあり言うことなし。食べた瞬間はやや歯ごたえがありますが、皮はふわっ、中はトロッとしていてふわトロ!食感のいい関東風のうなぎです。ちなみに関西風はカリふわ。皮はカリカリ、中はふわっとしています」

今年はテイクアウトで食べ比べるのもいいかも?

取材・文/辻有可