衣ガリザク肉ふわふわ! 衣が肉をさらに旨くする『からり商店』のジャンボからあげを食べてきた
ガリッ&ザクッ! とした食感の衣が旨い『からり商店 平井店』のからあげ | 食楽web
からあげの衣、みなさんはどんな食感のものがお好みですか? サクッと爽快なもの、フワッと軽やかなもの……。「ジャリッ」「カリッ」など、擬態語で表現すると、実はかなりのパターンの衣が存在することがわかります。
そして今回ご紹介するのは「ガリッ」「ザクッ」という食感のからあげです。何やら岩石のような固い衣をイメージするかもしれませんが、これが旨いんです。
東京・江戸川区にある『からり商店 平井店』。JR平井駅を出てすぐのところにあります
伺ったのはテイクアウト専門でお弁当も大人気の『唐揚げ専門 からり商店』。今回はJR総武線・平井駅前にある平井店で、「醤油唐揚げ」「てりマヨ唐揚げ」「うま塩唐揚げ」「手羽先唐揚げ」の4種類のからあげをいただいてきました。
こちらのからあげは1個60g前後はありそうな、子どものげんこつほどの巨大からあげ。箸で持ち上げるとズッシリした重量感が伝わってきます。まずは一番人気の「醤油唐揚げ」をいただきます。
「醤油唐揚げ」120g・292円。ほのかな甘みを感じる醤油味が後を引きます
さっそく歯を衣に軽く当ててみました。これだけで衣の強さが歯に伝わってきます。簡単に突破させてくれなそうなその衣。思い切って押し込んでみると、ガリッという音が響きます。しかしさほどの抵抗は受けずに肉に歯がたどり着き、歯の上でザクザクという音を立てています。
軽いおこげが香ばしく、やわらかく、そして弾力のある肉と徐々に混じっていきます。おお、これは美味いぞ! 衣ガリザク、肉フワリ。両方の食感がシャッフルされていくのが心地よい。
「醤油唐揚げ」の断面。衣の存在感がスゴい。これを突破した後に待ち受ける肉の旨いことよ……
漬けダレには創業170年の老舗・ちば醤油の『下総醤油』を使用しているそうで、ニンニクのほのかな風味の中に醤油の風味も感じます。飲み込んだ後も、とろりとした肉の旨みが舌の上に残ってしばらく消えません。これが後を引くんですね。いやー、旨い!
「てりマヨ唐揚げ」や「うま塩唐揚げ」も食べてみた
「てりマヨ唐揚げ」120g・314円は、照り焼き風の香りが最高。つい食べ過ぎてしまいそうに
そして売れ筋No.2だという「てりマヨ唐揚げ」。これは実は筆者の一番のお気に入り。甘ダレとマヨネーズをブレンドしたタレがたっぷりとかかっています。このタレがガリザク系の衣にしっとり感としなやかさを生み出していて、この食感がたまりません。甘みと酸味が加わり、ちょっとチキン南蛮にも似た味わい。
「うま塩唐揚げ」120g・292円。肉汁たっぷりでご飯にもビールにも合いそうな味わい
また、「うま塩唐揚げ」は塩味が何とも上品でさわやかさを感じるひと品。白いご飯が欲しくなりますね。そして最後は「手羽先唐揚げ」は肉厚で可食部が多いのがうれしい手羽先。甘さの中から、スパイシーな味わいも感じられて、これまた食欲増進。骨にむしゃぶりつくように食べてしまいました。
「手羽先唐揚げ」5本・540円は、肉厚で可食部たっぷりで食べごたえ抜群!
ちなみに、からり商店は店名の異なる同系列のお店がいくつかあります。ニワトリのキャラクター「チキタ」をあしらった看板を目にしたことがある人もいるのでは? この平井店はオープンからあまり期間を経ていませんが、すでにその美味しさで地域の人にも愛されているようです。徐々に店舗数も増えていきそうで、今後も楽しみですね。
●SHOP INFO
店名:唐揚げ専門 からり商店 平井店
住:東京都江戸川区平井3-30-1
TEL:03-6657-0030
営:11:00~23:00
休:無休
●著者プロフィール
松本壮平
ライター・編集者。一般社団法人日本唐揚協会認定カラアゲニスト。生まれも育ちも「からあげの聖地」である大分県中津市。美味しいからあげを求めて東奔西走する「から活=からあげ探索活動」に明け暮れている。