1600円ハンバーガーに相次ぐ失笑…海外記者もあ然の“おもてなし崩壊”
《MPC(メディア・プレス・センター)ハンバーガー。ゴムのような肉、冷たいパン、汚らしいプレゼンテーション。全部で1,600円。ジャーナリストの仲間たちよ、最初に食べよう》
7月20日、Twitterに《新たなオリンピックのスキャンダル》と題し、フランス語でこう投稿したのは、東京五輪・パラリンピックの取材に参加していると見られる海外記者。投稿には写真も添えられており、そこに写っているのはテイクアウト容器の半分を埋めるポテトと、具とバンズがバラバラになったハンバーガー。なんと、この内容で1,600円だという。
いよいよ23日に開幕を控えた東京オリンピック・パラリンピック。東京都・江東区にある「東京ビッグサイト」には報道拠点として、IBC(国際放送センター)とMPC(メインプレスセンター)を設置。各メディアによると隔離期間を終えた海外メディアも会場に集い、着々と準備を進めているという。
いっぽう本大会では新型コロナの感染防止策として、五輪関係者が一般市民との接触を避ける「バブル方式」が導入されている。そのため食事についても、厳しい制限が設けられているのだ。
「来日した海外メディアは、飲食場所を大会会場内と宿泊施設に限定されています。もし宿泊施設で食事ができない場合は、コンビニで食料を購入することも例外として認められています。ただし15分以内に戻ってこなければ、取材カード(記者証)が没収されてしまう可能性も。現在、海外メディアからは“15分ルール”の撤回を求める声があがっています」(スポーツ紙記者)
7月19日配信の東京新聞によると、MPCにある食堂の食事メニューは現在6種類。最も安い食事は1,000円のビーフカレーで、自販機のお茶がペットボトル1本(500ml)で280円と一般的なスーパーやコンビニよりも高額であることを報じている。
‘13年9月、五輪招致プレゼンテーションで滝川クリステル(43)が世界中に「おもてなし」を宣言してから約8年。東京五輪を象徴するフレーズとしてユーキャン新語・流行語大賞にも選出された言葉だが、開幕前にゲストからクレームが飛び出すといった“おもてなし”は崩壊状態。このありさまに、ネット上では五輪会場の運営に批判の声が広がっている。
《おもてなし、何処に消え失せた》
《「お・も・て・な・し」とはなんだったのか。逆にどこに行けば食えるんだよってレベルのまずそうなメシだわ。祭の屋台でもここまでひどいモノはない》
《想像以上に酷い飯だな 潤沢な予算は何処いったんだろうか》