アスレチックス戦に先発したエンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】

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空振りするしかないボール、大谷の武器はスピードボールだけじゃない

■アスレチックス 4ー1 エンゼルス(日本時間20日・オークランド)

 エンゼルス大谷翔平投手が投げた“火の玉スプリット”がファンの驚きを誘っている。145キロ近いスピードから急激に落ちるボールで、MLB公式ツイッターが紹介した動画には「打てない」「テーブルから落ちた」というコメントが続いた。

 これは19日(日本時間20日)の敵地・アスレチックス戦で6回、先頭のマーク・カナへ投げた1球。時速90マイル(約144.8キロ)という高速ながら打者の直前で急激に落ち、手を出すしかなかったカナは空振り三振に倒れた。大谷の武器は100マイルに迫るスピードボールだけではないと証明している。

 これだけの球速がありながら、引力に急激に引きずられたようなボールの動きは常識外れ。ファンからは「90マイルのその動きは…」「その急降下はどういうことだ」と不思議がる言葉が続く。そして「間違いなく球界最高の球」と、メジャー1の難攻不落のボールだと指摘するファンもいた。(Full-Count編集部)