手間をかけてでも食べたい!OL料理家 もあいかすみさんの「牛すじカレー」【今日のおうちカレー #7月19日】

クセになるおいしさ。牛すじカレー

もあいかすみ/OL料理家、栄養士
食品メーカーにて、全国チェーン店のレストランやテーマパーク、量販店のデリカなど、幅広い業態に向け、メニュー・調味料開発の事業に従事。忙しく働きながら自炊してきた経験をもとに、インスタグラムで「OL仕事めし」をテーマとしたレシピを配信している。

こんにちは。もあいかすみです。

私が紹介するのは、イチオシの「牛すじカレー」。牛すじ肉は、臭みと固さを取るための下処理が必要なため敬遠されがちですが、高タンパク、低脂質で、コラーゲンもたっぷり。

コトコト煮ると甘くとろりとやわらかくなり、なんともおいしいんです。そんな牛すじと玉ねぎを合わせたカレーは、ひと口食べたらハマること間違いなし♪

〈牛すじカレー〉
調理時間:20分

材料(2~3人分)

・牛すじ……300g
・玉ねぎ……2個
・なす……1本
・ピーマン……1個
・しょうが……1かけ
・長ねぎ(青い部分)……適量
・S&B プレミアムフォンドボーディナーカレー中辛……1箱
a. ターメリック……小さじ1杯
a. コリアンダー……小さじ1杯
a. クミン……小さじ1/2杯
a. カルダモン……小さじ1/2杯
a. カイエンペッパー ……お好みで
・福神漬け……適量
・サラダ油……適量

コツ・ポイント

牛すじのおいしい出汁をいかす

たっぷりの牛すじをトロトロに煮込むことで、肉自体のおいしさはもちろん、滋味深い出汁を抽出できます。この旨味が、カレーの深いコクにつながるんです。

そんな肉の旨味をいかすため、香りとスパイシーさをプラスするスパイスは最後に加えてください。うちでは複数のスパイスをブレンドしていますが、ガラムマサラだけでもOKです。

作り方

1. 牛すじやネギを中火で煮込む

鍋に水(適量)と牛すじ、長ねぎ(青い部分)、しょうがを加え、沸騰するまで中火で煮込みます。

2. アクを取りながら弱火で1時間以上煮込む

アクをきれいに取り除き、牛すじが常に浸かっているように水を足しながら、弱火で1時間以上煮込みます。牛すじがやわらかくなったら、ひと口大に切り分けて鍋に戻します。

3. 玉ねぎを飴色になるまで炒める

牛すじを煮込んでいる間に、フライパンでサラダ油を熱し、薄切りにした玉ねぎを飴色になるまでじっくり炒めます。焦げも旨味につながるので、強火で一気に炒めましょう。

4. フォンド・ボーペーストを加えて煮込む

鍋に飴色玉ねぎを入れ、「S&B プレミアムフォンドボーディナーカレー 中辛」に別添されたフォンド・ボーペーストを加えて、弱火でさらに30分以上煮込みます。

このフォンド・ボーペーストが実に優秀。ホテルで食べるカレーのようなクオリティに格上げしてくれるんです。

5. ペーストカレールウを加えて煮込む

火を止め、ペーストカレールウを加えて溶かしたら、弱火で5分煮込みます。

6. スパイスを加えて軽く火通しする

仕上げに(a)のスパイスを加えて、軽く火を通します。カイエンペッパーは辛いので、お好みで。

7. 盛り付ければ完成!

ご飯にカレーをかけ、お好みで素揚げしたナスとピーマン、福神漬けをトッピングして完成です。

じっくり煮込んだおいしさを、ご堪能あれ

牛すじ肉の煮込み時間を短縮したい場合は、アク抜き後に圧力鍋で煮込んでください。この牛すじ肉は多めに煮込んで冷凍しておけば、さまざまな料理に使えますよ。

カレーを出すお店は山ほどありますが、牛すじ肉を使ったカレーはなかなかお目にかかれないので、自分で作らないと食べられません(大げさ?)。手間のかかるレシピですが、そこまでしてでも食べたくなるおいしさです。

文・写真/もあいかすみ
企画・編集/macaroni 編集部