今季より就任したRBライプツィヒのジェシー・マーシュ監督の下では練習時間は長く、水曜日に選手たちがロッカールームへと戻ることを許されたのは、2時間におよぶ激しいトレーニングをこなした後のことだった。「緊張感とアグレッシブさがあり、選手たちはとても良い反応を見せてくれているよ。とても満足している」と同指揮官はコメント。

 今回のプレスや切り返しなどの練習が中心となっているように、マーシュ監督はライプツィヒの原点回帰を念頭に、ナーゲルスマン前監督が導入したポゼッションサッカーからの脱却をはかりたいと思っているところ。「最近はそこまで守備面に関して、ここでは大きなテーマにはなっていなかったからね、今はそこに取り組んでいるところだよ」

 なお背中に問題を抱えるアンヘリーノと、胃腸不良を抱えるケヴィン・カンプルが水曜日の練習を不参加。一方でフラムのレンタルから復帰したアデモラ・ルックマンの姿が見受けられたが、2024年までライプツィヒの契約を残すも、将来性は決して見出すことは容易ではなく新天地を模索することになるだろう。それはガラタサライにレンタル移籍していた、マルセル・サラッキについても同様。こちらは2023年までの契約が残されている。

 また攻撃陣に目を向けても、ラザール・サマルジッチやアレクサンダー・セルロートもまた、同様にレンタル移籍の候補ということになるだろう。確かに移籍初年度では期待に応えきれなかった後者について、マーシュ監督は「とても良い取り組みをみせるし、良いメンタリティも持っている。状態は良くとても好印象だ」と述べているとはいえ、アンドレ・シルバとブライアン・ブロビーを獲得したFW陣は明らかに人材過多だ。