節約の方法はたくさんあるなか、いろいろ試してみるけどうまくいかない、長続きしない…と、挫折してしまったことはありませんか?
確実にお金を貯めるには、無理なく続けられる方法を選ぶのがいちばん! そこで今回は、エッセのお金コンテストで銀賞を受賞した“オカネジェンヌ”ことMさんに、実際に効果があった! と思う貯めテクを教えてもらいました。

年200万円の貯蓄につながる!貯めワザベスト5



Mさんが見直した固定費や実践する節約、プチ稼ぎのうち「効果が高い」「ストレスなく続けられる」などのおすすめを紹介します。

<Mさん(大阪府・49歳)のプロフィール>

夫、長男、長女の4人家族。夫の収入で生活し、妻の収入はできるだけ貯金。子どもが高校・大学と教育費がかさむ今も順調に貯金アップ! インスタグラム(@jyonrara
)で日々の暮らしを発信

●1位:格安スマホに乗り換え→年間32万8800円の節約!




家族が多いとスマホ代が家計を圧迫することも…

携帯代が3分の1以下に大幅ダウン!

子ども2人がスマホをもつようになり、携帯代が家族4人+実家の母分の5台で3万8600円にも。「夫がネットでいろいろ調べてくれて、全員格安スマホに変更。5台で1万1200円と、3分の1以下に減らせました」

●2位:夫の禁煙→年間14万4000円の節約!





夫の禁煙宣言を家族で応援して家計にもメリット

職場で愛煙家が減り、さらにコロナ禍でタバコを吸う場所が激減して夫が急に禁煙宣言。「健康にいいので、機を逃さず、家族みんなで応援しました」。1日1箱×30日で、夫のこづかい月1万2000円減!

●3位:光熱費をおトクなパッケージプランに→年間3万7380円の節約!





光熱費の使い方に合わせてプランを選択

光熱費はパッケージがおトクと聞いて、各社の料金を比較。「お風呂も床暖房もガスを使っているのでガスの割引率が高いガス会社のプランを選びました。ガス料金+電気料金が月約3000円カットに」


各社で検討!

●4位:手づくり品をネットで販売→年間9万円の収入!





趣味と実益を兼ねて、インスタで発信

ハンドクラフトのきっかけは、専業主婦時代に始めた羊毛フェルト。「その後、革細工を習って作品を販売するように。今はネットのみですが、雑貨店で委託販売していたことも。楽しみながらプチ稼ぎにも」

●5位:買い物は底値買い→年間6万円の節約!



情報を集め、店を回って、買い物を楽しむ

自宅周辺はスーパーの激戦地区。「午前中に数軒分のチラシをチェック。底値品を買い回ります。この店は肉が安い、この店はお米5kg998円など、情報が集まるほど出費が減るから達成感が得られます!」


安くゲットした特売品を使い回します。


ハンバーグ献立にしたり。


別の日にはビビンバ献立に。

●ファイナンシャルプランナー・横山光昭さんからひと言



家族の協力と楽しむ姿勢が成功の要因!
固定費見直しは効果が大きい反面、面倒で先延ばしにしがち。全部きちんと見直して効果を手にしたMさんはすばらしい! 夫が格安スマホを調べてくれたりと、家族が協力的なのもいいですね。ムリなく楽しんで貯めるのは長続きさせるコツです。

生活費の節約をいろいろ工夫するほか、固定費や夫の嗜好品など家計の見直しには、家族の協力も不可欠です。家計全体を俯瞰して、無駄な出費はないか、夫も含めて見直してみることをおすすめします!

<撮影/難波雄史 取材・文/ESSE編集部>

●教えてくれた人
【横山光昭さん】



ファイナンシャルプランナー。家計立て直しのプロで、これまでの相談件数は2万3000件超。1男5女のお父さん