齋藤菜々子さんに教わる ホットプレートで「ピーナッツみそのサテ」【調理家電でラク家事ごはん #6】

薬膳料理家が教える!ホットプレートで作る簡単スパイス料理

今日スパイスは、主に料理に香りや色、辛味などを付ける香辛料として使われています。暑くて食欲が湧きにくいときでも食べたくなる、スパイシーなエスニック料理。そのおいしさだけでなく、実は体にうれしい効果も期待できるんです。

ホットプレートで手軽にエスニック!ピーナッツみそのサテ

調理時間:20分(漬け込み時間を除く)

サテは、インドネシアや​マレーシア、シンガポールなどの東南アジア各国で食べられている、屋台でおなじみの串焼きです。

「以前、シンガポールの屋台でサテを食べたことがあります。東南アジアの屋台の味を再現しました。漬け込んだ鶏肉を串に刺してホットプレートで焼くお手軽レシピです」

使用するスパイスは、ターメリックとカイエンペッパー(別名チリペッパー)。

「ターメリックは姜黄(きょうおう)とも呼ばれ、血流促進や月経痛を和らげるなどの効果があるといわれています。カイエンペッパーは身体を温めてくれるので、冷たいものを食べ過ぎたときやエアコンで身体が冷やしたときなどに進んで食べたいスパイス。食欲が落ちているときの食事にもおすすめです」と齋藤さんはいいます。

「辛いものが好きならカイエンペッパーの量を増やしてもいいですし、小さなお子様がいるご家庭なら抜いてしまってもかまいません。お好みで調整してください」

材料(4人分 ※約8本)

・鶏もも肉……2枚(約300g)
a. にんにく(すりおろし)……小さじ1/4杯
a. ピーナツバター(加糖)……大さじ3杯
a. 酒……大さじ2杯
a. みそ……大さじ2杯
※みそは、今回は「プラス糀 無添加 糀美人」を使用
a. 砂糖……小さじ2杯
a. しょうゆ……小さじ1杯
a. ターメリック……小さじ1/2杯
a. カイエンペッパー……小さじ1/2杯
・サラダ油……小さじ1杯
・添え野菜……お好みで
・スイートチリソース……お好みで

作り方

1. 鶏肉をひと口大に切る

鶏肉は余分な脂身を除き、ひと口大に切ります。

2. 袋に(a)入れて混ぜる

(a)の調味料をすべて袋に入れ、もみ込んで混ぜ合わせます。

「ピーナッツバターは一般的なスーパーで売られている甘いもので問題ありません。このレシピでは、コクやうまみを加えるためにみそも使います」

3. 鶏もも肉を 2 に入れてもみ込む

鶏もも肉を2に入れてよくもみます。袋の空気を抜いて密閉し、冷蔵庫に30分置きます。

4. 鶏肉を竹串に刺す

寝かせた竹串に、3 の鶏もも肉を4~5個ずつ刺します。

「鶏肉の中央に串を刺すのコツです。皮が残っているものはなるべく面をそろえてください」

5. 鶏肉を並べる

ホットプレートの温度を中温に設定し、サラダ油を引きます。ホットプレートが温まったあと、竹串のまま鶏肉を並べます。

「皮が多い面を下にしたら、フタをして3分蒸し焼きにします」

6. 裏面も焼く

鶏もも肉を裏返し、再びフタして3分蒸し焼きにすれば完成です。

ライム汁やスイートチリソースを付けるとさらに美味

「焼けたら器に盛り、野菜を添え、お好みでライムを搾ったり、スイートチリソースを付けたりして食べてください」

筆者もサテを食べるのは初めて。スパイシーな鶏肉にはライムがよく合うし、スイートチリソースの甘酸っぱさも絶妙だと思いました。みそがなじんでいるのが不思議。

「みそは和のものという認識が強いと思いますが、大豆が原料なので、風味の似たピーナッツを使う料理とは相性抜群。今回のようなエスニックにも幅広く応用できる、万能調味料です」

次回は、大豆のお肉のカレーパエリアを教えてもらいます。

文・取材/中島茂信
撮影/海老澤 勇
企画協力/マルコメ、YAMAZEN