スパイシーさがクセになる「夏野菜とえびのガンボスープ」【小林まさみさんに教わる旬ごはん #2】
野菜たっぷり!お手軽ガンボスープ
調理時間:25分
まだ梅雨が続いていますが、少しずつ気温も上がり夏野菜がおいしい季節になりました。トマトやナス、きゅうりなど定番の夏野菜の中から、今回はオクラを使った「えびのガンボスープ」の作り方を小林まさみさんに教わりました!
ガンボとは、フランス語でオクラを意味しますが、ガンボスープはアメリカ南部地方のケイジャン料理。オクラをふんだんに使った、とろみのあるスープです。
「本場のガンボスープは小麦粉を使用したルーを入れるので、かなりとろみのある仕上がりになるんです。今回は手軽に作れるよう、ルーは作らずとろみを押さえたレシピをご紹介します。サラッとした口当たりなので暑い日にもおすすめですよ。
通常は数種類のスパイスを使用しますが、こちらも作りやすいように一味唐辛子とドライバジルで代用。手軽に手に入る食材で簡単に作れるのでぜひ作ってみてください」
材料(4人前)
・えび……14~15尾(200g)
・オクラ……2袋(160g)
・トマト……2個(約300g)
・セロリ……大2/3本(100g)
・玉ねぎ……1/2個(100g)
・にんにく(みじん切り)……小さじ2杯
・水……4カップ
・塩……小さじ1と1/3杯
・一味唐辛子……小さじ1/4杯
・ドライバジル……小さじ2杯
・オリーブ油……大さじ2杯
作り方
1. 野菜の下ごしらえをする
オクラは濡らして塩を擦り付けてから水でよく洗い、ヘタの先を切り落としてガクの部分をぐるりとリンゴの皮むきのようにむき、3等分に切ります。
セロリは筋を取り薄切りにします。玉ねぎは、半分に切って薄切り、トマトはヘタを取ってざく切りします。
「野菜の切り方はお好みで大丈夫。例えば、オクラを薄切りにするなら、玉ねぎはみじん切りにするなど、大きさを合わせると火の通りにバラつきがなくなりますよ。全部をみじん切りにして細くするのもおすすめです」
2. えびの下処理をする
えびは洗って水気を拭いてから皮をむいて背わたを取ります。
「背わたを取り除く処理を忘れると、臭みが残ってしまうので必ずおこないましょう。竹串を使うと、簡単に取り除くことができますよ」
3. セロリ、玉ねぎを炒める
鍋にオリーブオイルを薄くのばし、カットしたセロリと玉ねぎをしんなりするまで炒めます。
「強めの中火で炒めますが、色がつきそうなら中火に落とすなど調節してください」
4. 水と残りの食材を入れて煮込む
3.に水を入れ、煮たったらトマト、オクラ、えびを入れます。オクラの粘りで灰汁が出やすくなるので、灰汁を取りながら中火で2~3分ほど煮込みます。
「このタイミングでハーブも入れてしまうと灰汁と一緒に取れてしまうので、ハーブは最後に入れてください」
5. ハーブを入れる
えびとオクラに火が通るまで煮込んだら、塩と一味唐辛子、ハーブを指で捻って加えます。