ドリップしたあとのコーヒーの出がらしを捨てずに活かす、4つのアイデア

ドリップしたあとのコーヒーの出がらし

レギュラーコーヒーをドリップしたあとに残るコーヒー粉は、俗に「出がらし」と呼ばれています。この出がらし、そのまま捨ててしまう人が多いのではないでしょうか?

出がらしは捨てずに取っておくことで、有効活用することができます。コーヒー好きの人は、飲んだあとの出がらしまで大事に使ってみてはいかがでしょうか。

コーヒーの出がらしは乾燥させて使う

コーヒーの出がらしは、必ず乾燥させてから使うようにしましょう。湿気が残っていると、カビが生える原因となってしまうからです。

もっとも簡単に乾燥させる方法は、「天日干し」です。日のあたる風通しのよい場所に、1日ほど広げておけば乾燥するでしょう。

また、すぐに乾燥させたい場合は、電子レンジを使う方法もあります。耐熱容器に入れて2分ほど加熱すれば、乾燥させられます。

コーヒーの出がらしが持つ効果4選

コーヒーの出がらしが持つ効果と、有効活用するためのアイデアを4つ紹介します。

いずれもコーヒーの出がらしを乾燥させてから、ちょっとした工夫を加えるだけで簡単にできるものばかりです。いつもは捨てていたコーヒーの出がらしを上手に活かしてみてください。

1. 消臭

コーヒーの出がらしには、消臭効果があります。多孔質という穴の空いた構造をしているため、臭いを吸収してくれるのです。

瓶などの容器に入れて、冷蔵庫に置いておけば脱臭炭代わりになります。サシェ(匂い袋)に出がらしを入れて、靴などに入れておくのもよいでしょう。

2. 除湿剤

コーヒーの出がらしを十分に乾燥させれば、天然の除湿剤になります。サラサラになるまで、しっかりと乾燥させるのがコツです。

使用済みのペーパーフィルターやティーパックなどに入れるとよいでしょう。押し入れなどに置いておけば、湿気だけでなく気になる臭いも取ってくれますよ。

3. 肥料&雑草駆除

コーヒーに含まれるカフェインやポリフェノールには、雑草が生えてくるのを抑制する効果があるといわれています。

一方で、コーヒー豆の多孔質の構造は、土の通気性や透水性を高めるため、植物が育ちやすい環境を整えてくれます。

コーヒーの出がらしは発酵させることで除草効果が弱くなるそうです。肥料として使う場合は、土に混ぜ込んで3ヶ月程度寝かせてから使うとよいでしょう。

4. 虫除け

蚊やアリなどの虫は、コーヒーに含まれるカフェインの匂いを嫌がるといわれています。虫の出没する場所に出がらしを撒いておけば、天然の虫除けになるでしょう。

また、十分に乾燥した出がらしに火を点けることで、蚊取り線香としても使えます。火が点くように、しっかりと乾かしてから使いましょう。

コーヒーは飲むだけでなく出がらしも活用しよう!