「伝説の家政婦」として、メディアに引っ張りだこの料理家・タサン志麻さん。

自宅キッチンは、さぞかし設備の整った広い場所なのでは…と思いきや、狭くて最新機能もなし。でも「好きなものだけに囲まれた使いやすく居心地のいい場所です」と話します。


志麻さんの台所を取材

志麻さんの台所。常にストックしているものとは?



ここでは気になるストック食材の収納法と、常備している食材を教えてもらいました。

●ストック食材は床下収納に収まるだけ




家にもともとついていた床下収納をストック置き場として活用。古びていて使える状態ではなかったけれど、DIYで見事に復活しました。
「ひんやりしていて、食べ物を保管するのに向いています。調味料のほか、パスタや豆類などを入れています」

●こんな食材、常備しています



・缶づめ3種


トマト缶は、切ったりつぶす手間のない、カットタイプを愛用。ツナは、肉類がないときの強い味方。「豆は栄養面を考えて常備。スープにもカレーにも気軽に入れています」

・ベーコンとハム


冷蔵庫には、ベーコンを。ブロックを選ぶとうま味たっぷり、ほどよい薫製香が料理にアクセントをプラスしてくれます。「ハムはサラダに添えると、子どもたちが野菜をたくさん食べてくれます」

・ミートソースとホワイトソース


つくりおきしたミートソースはラザニアにしたりゆで野菜に添えたり。ホワイトソースはクロックムッシュやクリームコロッケにも。「冷凍もできますし、つくるときは大量に仕込みます」

<撮影/難波雄史 取材・文/ESSE編集部>

【タサン志麻さん】



国内外のフレンチレストランで修業ののち、「より自由で簡単なフランス家庭料理を伝えたい」と家政婦に転身。東京都内の下町で、フランス人の夫・ロマンさん、2人の息子たちと暮らす。テレビなどメディアでも活躍。おもな著書に『志麻さんのベストおかず プレミアムなほぼ100円おかず編
』(扶桑社刊)。