かっぱ寿司に革命が起きている!本気シャリははたして本当においしいのか…おすすめの新メニューも実食
かっぱ寿司が変わりつつあるらしい…
ご存知の方も多いかもしれませんが、2021年5月28日(金)より、かっぱ寿司のシャリがおいしくリニューアル!全店舗、山形県のブランド米「はえぬき」に変更されました。回転寿司でブランド米が使用されるのは、回転寿司チェーン史上初とのこと!
回転寿司史上初!ブランド米を使用した “本気” のシャリ
冒頭でお伝えしたとおり、シャリのリニューアルに採用されたのは、山形県のブランド米「はえぬき」の単一米です。回転寿司チェーン店では通常、産地や銘柄などをミックスさせたブレンド米を使用することが一般的だそう。
リニューアルにあたり、シャリだけを楽しむ「本気シャリ」というメニューも登場しました。
シャリは寿司の旨さを左右する
変えるきっかけは、シンプルに “もっとおいしい寿司を食べてほしい” との想いからとのこと。寿司といえば魚の鮮度や種類に目が行きがちですが、土台であり主役のシャリの重要さも忘れてはいけません。
“寿司の旨さを左右する” といわれるシャリを変えるという決断から、寿司屋であることの誇りと本気を感じます。
とはいっても「本当においしいの?なにか変わったの?」というのが、わたしたち消費者の疑問。いよいよ確かめてみましょう!
いざ実食。結論…確実においしく変化!
「シャリだけだなんて、どうなんだろうなあ」なんて心のなかで呟きながら、ひと口食べた瞬間に驚き。明らかになにかが違うことに気づきます……本当にお米がおいしい。
ひと粒ずつ、しっかり粒が立っていて、口のなかでほろほろとほどけていく。嚙むほどに米本来の旨みや甘みを感じます。なんだこれは~!お米の表面がツルッとしていて、嫌な粘り気がひとつもありません。
炊きたての熱いうちに酢を打っているとのことで、酸味もそれほど強くなくまろやか。シャリに光沢もあります。
このほどけ具合、噛むほどに増す甘み、ツルッとした食感。お米にこだわるとこれだけ違うのか、と圧倒されました。寿司好きな人は、とくにこの違いがわかると思います。
おすすめの食べ方:わさび+塩
ひとつ目はそのままで、2つ目からはアレンジをして食べるのもおすすめです。macaroni 編集部のイチオシはわさび+塩。少し加えるだけで米の甘みがさらに引き立ちます。
もしかしたら、天ぷらをのせてもいいかもしれませんね。
シャリの変化で寿司がもっと旨い!おすすめ新メニュー
シャリが変われば寿司もおいしい……。ということで、新しくなったシャリをさらに楽しめる期間限定「初夏の国産と天然 旨いネタめぐり」の新メニューをご紹介します!
1. 国産 天然みなみ鮪上赤身
まずは、国産で天然物のみなみ鮪上赤身。旨みのたっぷり詰まった赤身は、鮮やかで見た目も美しいですよ。「これぞ寿司」といわんばかりの正統派なひと皿です。
ブランド米「はえぬき」との相性も良く、米のまろやかな甘みが赤身の旨みを引き立てます。口のなかで米がほどけるのと一緒に、みなみ鮪の上赤身がとろけていくのを実感。
2. 天然 特大ぼたん海老
運ばれてきた瞬間、その大きさに驚かされたぼたん海老。炙った頭つきのまるごと1匹を使用した、回転寿司とは思えない贅沢な一貫です。特大サイズであることはもちろん、天然物で、えびみそも新鮮な状態でいただけますよ。
持ち上げると、ずっしりと重い……。シャリを覆い隠すほど大きいのですが、食べるとその肉厚さにふたたび目を見開きます。
身はとろけるようにやわらかく、甘みも十分。頭のみそは濃厚で、大人はお酒がすすんでしまいそうですね。ひと手間加えられてボリュームもあるので、330円(税込)という価格も納得です。
3. 青森県産 蒸しホタテさっぱり玉ねぎポン酢
青森県産の大きめの蒸しホタテに、玉ねぎのスライスとポン酢を合わせたさっぱり寿司。貝ひもの部分もついているので、独特の食感が特徴です。
多めの玉ねぎで隠れつつも、かなり大きいホタテ!口のなかはホタテの繊細な旨みでいっぱいです。蒸すことで、甘みが強くなって噛み切りやすいのもポイント。まさに初夏にぴったりのひと皿ですね。
4. 鹿児島県産 活〆カンパチ
鹿児島県産のカンパチに大葉を忍ばせた握り。なんと、カンパチは店内で切りつけたものを提供しているとのこと!鮮度は申し分ありませんね。
よく見てみると切りたてだからなのか、身がツヤツヤと輝き透き通って見えます。にじみ出る脂を目の当たりすれば、もう箸は止まりません。
身は引きしまっていて弾力のある食感。カンパチの上品かつ強い甘みを、大葉のさわやかな香りが包み込みます。
5. 寿司屋の夏の天ぷら盛合わせ
じつは改革が起きているのは、シャリだけではありません。天ぷらも従来の材料や作り方から変えているそうなのです。
季節限定の「寿司屋の夏天ぷら盛合わせ」を食べて調査!大えび天のほかに、いか天、きすの天ぷら、トウモロコシの天ぷらの盛り合わせです。店内調理による揚げたてを提供してくれるため、アツアツの状態。
よく身が小さかったり、衣が厚かったりする天ぷらも多いなか、かっぱ寿司の天ぷらは身が大きく、衣もサクサクですね。
衣がさっくりと軽やかなので、寿司の間に挟んでも胃もたれの心配なし。特製のつゆもいいですが、卓上調味料の塩で食べるのもおすすめですよ。
かっぱ寿司の改革は始まったばかり
予想以上の変化を遂げていた、かっぱ寿司のシャリ。「本気シャリ」の商品名にふさわしく、その心意気が伝わるような、旨みと食感に長けた仕上がりでした。
正直最初は「はたして違いがわかるのか」と不安だったのですが、ひと口目でこれまでのシャリとは違うことを感じ取れました。シャリがおいしいからこそ、ネタもさらに際立つ。この変化は実際に食べてもらうのが、一番だと思います。
かっぱ寿司はこれからもさらなる進化を遂げるべく、さまざまな施策を計画している模様。これからの改革にも期待は高まるばかりです!
取材・文/岩田知夏
※本記事は個人の感想に基づいたもので、感じ方には個人差があります。